次世代アイドルシーンの中心を、文字通り裸で駆け抜けてきたBiS。
来る7月8日に解散ライブを控える彼女たちが、解散を目前にしてロフトプラスワンに久々の登壇!! 当時とはだいぶメンバーが変わってしまったものの、ロフトプラスワン4月9日のイベント、『OTOTOYアイドル研究室〜アイドルのかっこわるい終わり方〜』では、なんと初期メンバーのナカヤマユキコ、ヨコヤマリナも出演! さらに講師として南波一海、BiSマネージャーの渡辺淳之介、BELLRING少女ハートディレクターの田中紘治を迎えて開かれるこの講義の前に、BiSのメンバーにインタビューを敢行!(interview:マツマル/LOFT/PLUS ONE)
メンバー:プー・ルイ、ヒラノノゾミ、カミヤサキ、テンテンコ、ファーストサマーウイカ、コショージメグミ
初期メンバーがプラスワンに集合!
── 僕が最後にBiSのライブを拝見したのが、昨年の下北沢SHELTERの7DAYSライブだったんですが、最終日のまさかの『nerve』7連発はかなり衝撃的でした。今回、とうとう解散ということで、さらに衝撃を受けているのですが、解散することになった経緯をお訊ねしてもよろしいでしょうか?
プー・ルイ:はい、まあもともと解散を前提に活動してきたグループだったので、「時期が来た」っていうのが、大きな理由ですね。あとはもう、疲れて頑張れなくなってきたっていうのもあります(笑)。
── その解散を受けまして、4月9日の『アイドルのかっこわるい終わり方』で久々にBiSとしてロフトプラスワンにご出演されますが、どういったトークライブになるのでしょうか?
プー・ルイ:7月8日の横浜アリーナに向けて、どうやって解散ライブをやれば、皆さんの記憶に残るものになるか、ということを話し合う『オトトイの学校』的な講座になると思います。
── 2部では元メンバーのナカヤマユキコさんとヨコヤマリナさんも登壇されますね。
プー・ルイ:そうですね。初期メンバー(プー・ルイ+ヒラノノゾミ+ナカヤマユキコ+ヨコヤマリナ)はBiSの基盤を作った4人なので、久々に勢揃いしての「復学」ということで。
── 今回のライブはチケットが即完売ということもありまして、話題性という面でもかなり影響があるのではないかと感じているのですが、「これだけはお客さんの前で話したい」ということはありますか?
プー・ルイ:全くのノープランですね(笑)。でもオトトイの学校は南波先生がずっとやってきたことなので、当然、面白くなるだろうな、という期待はありますし、リナもユケも話すことにNGが全くないので、予測不能な展開を期待してもらって大丈夫だと思います。
── 今までもかなり色々な事件を巻き起こしてきたBiSだけに、解散前でも「たぶん何か起きるだろうな」という期待はついつい持ってしまいますよね。
「解散」と「脱退」
── プー・ルイさんとヒラノさん以外のメンバーは2013年の5月以降に加入されているので、わかってはいても、「えっ、もう解散なの」という気持ちはあるんでしょうか?
カミヤサキ:面接の時点で言われてはいましたんで…。
ファーストサマーウイカ:「さみしいな」っていう気持ちはもちろんありますけど、解散することに関しての異論はないですね。
プー・ルイ:執着とかはないよね。BiSっていうものに対して。
テンテンコ:「なんでもやってみたいな」って思って入っただけなので、解散は特に問題じゃないですね。
── もともと過激なことも含めて何でもやっていたBiSですから、そこに入りたくて面接を受けに来るだけで、ちょっとおかしな人なんじゃないか、と思ってしまうところはありますよね。
プー・ルイ:ですよね(笑)。だから初期メンバーのこの2人(プー・ルイとヒラノノゾミ)は、この中ではマトモなんですよ。
── 早い段階で辞めていった人が1番マトモな気もしますが…。
プー・ルイ:それは言っちゃダメです(笑)。我慢してでも続けられる人は社会的に見ればマトモな人なんです。
ヒラノノゾミ:やめることは簡単ですよ。続ける方は本当に難しいので…。
── ヒラノさんはずっと変わらないトーンでBiSにいる印象がありますが、どういった心境でここまで来たんでしょうか?
ヒラノノゾミ:うーん…。こんなに皆やめていくことになるとは思っていなかったですし、こんなに皆を送り届ける立場で居続けることになるとも思っていなかったですね…。
プー・ルイ:今でこそ誰かがやめていくのは当然に感じてしまってますけど、リナが辞めた時に「もうBiSは終わりだ」って、悩んでいたのが懐かしいですね。
── 研究員(BiSファンの総称)も「そろそろやばいんじゃないか」と何度もヒヤヒヤしていたことでしょうね。
プー・ルイ:まあ、それもワッキーあたりからは言われなくなりましたけどね(笑)。
BiSの噂が独り歩き
── メジャーどころはさておいて、所謂「サブカル」的なアイドルの知名度でいうと、やはりBiSが筆頭にくるとは思うんですが、それがいよいよ解散となると、今後のアイドルシーンでBiS以上のことを仕掛けてくるアイドルが現れるのだろうか、というところも個人的には気になってきますね。
ファーストサマーウイカ:最近、「BiS以上」とか「BiSよりも○○」とかいうワードを聞くたびに、そう仰る皆さんの中で「BiS」っていう括りがどういうものとして捉えられているんだろうかっていうのが、不思議ではありますね。簡単に「BiSよりスゴいこと」って言うけど、BiSの何を指してスゴいと言うのかなって。
プー・ルイ:他のアイドルさんたちの方がある意味、自分たちよりも全然スゴいですよ。かわいくて歌が上手でダンスが出来て…って。
ファーストサマーウイカ:うん。ただ、自分の中では曖昧になってるけど、「BiS」っていうブランドが、それだけ皆さんの中で定着したんだとも考えられるわけで、そういう意味では、BiSより話題性のあることを仕掛けられるようなグループはなかなか現れないんじゃないか、という風にも思えますね。
プー・ルイ:これ以上は犯罪になっちゃうからね。森で全裸はよくても街で全裸は流石にアウトですから(笑)。
ファーストサマーウイカ:BiSは売れるためにそういうことをやってきたんで、今すぐ武道館をいっぱいにできるような、もう売れてるアイドルにBiS以上のことをやってもらいたいですね。
プー・ルイ:やるわけねーだろ(笑)。
── 7月までにBiS自体がどんなスゴいことをやるのかも注目ですね。
プー・ルイ:7月までにメンバーだけじゃなく、研究員の皆さん等も含めて、みんなが疲れちゃわないかが心配ですね。まあ、4か月もあれば(自分が)脱退するのにも十分期間はありますし(笑)。
── 解散ライブにプー・ルイさんが現れなかったら、他のどんなことよりもトピックスになりそうですけどね(笑)。
プー・ルイ:わかんないですよ〜。