当時の気持ちと今の気持ちを交互に出せたら良いなと思う(大橋)
── 今回新宿ロフトが歌舞伎町に移転して15年という節目の年に、11年振りに新宿ロフトに出演して頂く事になります。
常田:普段やらないような特別な事が出来るといいよね。
大橋:そうだね。当時演奏していた楽曲を演奏したり。
常田:当時のアレンジで聴かせてみるのも良いかもね。また当時、僕らのライブを見に来てくれた方達も来てくれると嬉しいですね。
── 当時のお客さんも今でもいらしてくださっているんですか?
常田:自分達の10周年の時に各地でライブを実施したんですが、前の方に見覚えのあるお客さんが来てくれました。「来てくれているんだ」って嬉しかったです。
── ロフトに出演していた当時は、今のような活躍はイメージ出来ていましたか?
常田:当時から目指していたのは、自分達の地元・愛知にあるレインボーホール(現:日本ガイシホール)でやりたいということだったので、そこを意識してずっとやっていました。自分達と違うジャンルのイベントに出演するという事も全てそこに繋がっていて。自分達のイベントに来て欲しいとか、メジャーデビューするには…とか、ずっと考えてやっていましたね。でも、実際にそうなると「うわ。凄いな」って。普通に考えたら信じられないレベルですしね。本当に恵まれたなと思います。
大橋:シンタ君は色々と構想を考えてくれていたけど、僕は当時何も考えていなくて(笑)。とにかくライブが楽しかったという思い出しかないんですけど。
── 最後に4月9日のロフト公演に向けて意気込みを聞かせてください。
常田:「ロフトから出た!」と言われ続けたいし、「変わったな」にしても「変わっていないな」にしても良い方に思われるような活動をしていきたいですね。20年、30年と続けていっても、今回みたいなタイミングがあれば良いなと思います。間違いなく僕らの歴史の一部ですし、改めて頑張らないといけないなと思います。
大橋:当時ロフトでライブをやらせてもらった事は凄く良く覚えていますし、それを噛み締めながらライブをすると思うのですが、自分の中では当時の気持ちと今の気持ちを交互に出せたら良いなと思っているんです。「昔はこうやっていたな」と感慨深い気持ちでやる曲もあれば、「今の僕らはこうですよ」と見せる曲もあったりと、両方見せられたらいいなという気持ちで挑みたいなと思います。