今年こそライブで47都道府県制覇
── 何年後にどうなっていたいというのはあるんですか?
友井:個人的な夢ですけど、全国の風呂屋(※町にある銭湯ではなく、たぶん健康センターみたいなところをイメージして言っています)をまわりたい。風呂屋のイベントが多いんですけど、とにかく1度全国の風呂屋をまわりたいですね。風呂屋で有名な純烈になりたい。
小田井:健康センターで言えば、スパリゾートハワイアンズは一番やってみたい場所ですね。
── なるほど。酒井さんはどうですか?
酒井:50代が俺の全盛期だから、あと13年はやらなくちゃいけないというか。
── それは占いか何かで言われたんですか?
酒井:歌を勉強し始めて、本当に掴み始めるのはそのぐらいだなと思うんですよ。俳優としても歌うことにしても、50歳までは一気に突っ走って、50歳になった瞬間からそれまでに培ったものを吐き出したい。上には上がいる世界なので50歳でも下積みなんですけどね。俳優の世界でもそういう思いはありましたけど、歌手の世界にも、一生かかってもこの人を越えるの無理という方ばかりなので、芸能界に入りたての子役の頃みたいな気持ちはありますよ。
── いつも純粋な気持ちでいられますね。
友井:ムード歌謡と言われたら古いというイメージかもしれないですけど、カバーとかを抜きにして考えて純烈の曲だけで言えばムード歌謡が古いという感じはあまりない。だから、いくらでも可能性がある気がしますしね。
小田井:友井さんはカバー曲をやる時に、スローテンポの曲だと曲中にだいぶ退屈されてる。
── テンポが速いほうがお好きで。
酒井:『港町銀河』(『恋は青いバラ』のB面)は、じっとしてる節が多くて、マイクをゆっくり口元に充てるんですけど、友井さんだけ貧乏揺すりしてる。
友井:じっとしてられないんですよ(笑)。
── そしたら、今後はムード歌謡の根本は崩さず、テンポが速い曲も出てきそうですね。何でもありの気がしますし。
酒井:可能性がありすぎて、限定していかないとまずいことになるなってぐらい。
── では、今年どうなりたいっていうのはありますか?
白川:紅白に出たいというのは一番にありますね。それと、純烈を結成した当時47都道府県まわるという目標もありましたので、今年こそは叶えたいです。
後上:昨年のステージ数を数えたら150ぐらいやっていて、今年は300ステージ目指したいなって。今年に入って22〜23ぐらい(1/21現在)で、2013年ラストステージが紅白であったら良いなと。
林田:全国の方、純烈を呼んで下さい。忘年会とか新年会、ウエディングの会場、デビュー当時から「ミカン箱の上でも歌います」をコンセプトに掲げていて、1回でも多く歌える場所があればどこにでも行きますので!
友井:今まで東京をベースにやってきたので、今年はたくさんの土地に行きたいですね。純烈って言っても知らない人が多いじゃないですか。1人でも多く知ってもらいたいんです。
小田井:グループとしての目標はみんな同じところにありますけど、個人的にはどこの劇場でもステージでもちょっと広めのところでやって飛びたいんです。
── 飛びたい!?
酒井:滝沢くんみたいに。
小田井:フライングをしたいんです。資格はあると思うんです。最近は羽も付けてるし(※アーティスト写真参照。髪の毛に羽の飾りを付けてます)、あとは飛ぶだけ。みんなフライングにどれだけ憧れをもってるか知らないですけど、僕はめっちゃありますね。
── でも小田井さん、身長が188cmって純烈の中でも一番大きいじゃないですか。客席に飛んできたらちょっと怖いですよ(笑)。
酒井:そしたらアンケートに書いて下さい。「もう充分です」って。俺リーダーだけど小田井さんのほうが年上だから、1回は飛ばさないとへそ曲げるんです(笑)。
小田井:公演の予算のほとんどをフライングに使うとしても飛びたい。そのためにも、1人でも多くの人にライブを見て頂き、会場を大きくしていきたいですよね。
酒井:それと、新宿ロフトではいつかやりたいな。(平野)悠さんの本『ライブハウス「ロフト」青春記』を読んで改めて、ロフトで働いていた以上純烈も足跡を残さなきゃなって思いましたよ。