忌井三弦のゾッとする話
村田:今日この対談がなければ、本番まで一度も会わなかったし、当日ギクシャクしたらどうしようとか、すごいいろいろ想像してました。いきなりバチバチの2マンになるかなとか。だから、新宿ロフトが縁を繋いで、対談もセッティングしてくれて良かったですよ。
忌井:茨城で結成して、東京だとロフトでライブをやることが多いんですか?
村田:上京する前からロフトにお世話になっています。
忌井:そういうのも不思議だなと思うんです。真空ホロウというバンドが出てくるというのは確率的にあることだと思うんですけど、たまたま僕らもロフトさんにお世話になってたというところからの今日であり、3月のイベントも不思議だなって思います。
── 縁が回ってきてる感じ?
忌井:回る感じではないですね。あ、そうなんや! っていう感じです。
── でも、忌井さんはTwitterに、家の前に真空ホロウというステッカーが貼ってある車が停められていたことがあったと書いていましたよね。
忌井:さっきヒットを打ったから、次は空振りするんじゃないかなってすごい怖いんですけど…。僕が住んでる隣の部屋に【バンド名は伏せます】のベースの人が住んでいて…。
松本:あっ! 友達です。
忌井:僕は面識はないんですけど、バンドをやってる友達からその辺りに住んでるという話を聞いていて…。ある日アパートの前に真空ホロウというステッカーが貼ってある機材車が止まっていて、ゾッとしたんです。怖くなって、一瞬その車を見ただけなんですが。
松本:それ僕の車です。家に遊びに行っていたんです。しかも、その日は家に泊まりました。
忌井:ロフトが縁でというのはよくあることだと思うんですけど、アパートの前に真空ホロウさんの車が止まってるというのは、僕にとってはもはやホラーなんです。生きてればそういうこともあるんだとすごく思いましたね。
── その時に真空メロウをやらなきゃって思ったそうですが…。
忌井:その時はやるぞじゃなくて、なんやねん!? って感じですね。やれってことかい、みたいな。ポジティブではない感覚でした。でも良かったです。あの車が本人だったんだって。気になってたんです。それを確かめたくて。
村田:2ゴール目ですよ。
忌井:そしたら3月に一緒にライブやることのほうが、普通のことに感じてきますよね。
橋口:偶然隣の部屋で寝ていたことのほうがすごいよね。
── でも3月のライブは、告知を出した瞬間からTwitterの反応がすごかったですよ。
村田:ついに! っていうね。
── パンドラの箱を開けたって書かれたりもしてました。
村田:真空メロウさんが復活してくれたので、遅かれ早かれだった気はしなくもないですけど。
橋口:大きいイベントの何バンドかいる中で、うっかり対バンしちゃうよりは良かったのかなと思います。
村田:こうやってイベントをやることで、真空メロウも真空ホロウも両方いるんだってことを認知してもらえますからね。“真空メロウ”と聞いて、「真空ホロウの間違いじゃない?」と言われることもあったので、両方の存在をしっかりわかって欲しいですね。
栗原:たぶんこの2マンって、やったらおもしろいとはみんな思っていたと思いますし、僕もその2マンがあったら超おもしろいって思ってはいましたけど、実際、よくやろうと思いましたね。
── ですね(苦笑)。完全に悪ノリみたいな状態ですよね。おもしろいかなと思ったんですよ。快諾頂きありがとうございます。
村田:しかも、お互い2月4日のライブで先行でチケットを前売りしたんですけど、売れ枚数が同じだったらしいですよ。
栗原:そうなの!?
── やっぱり何かしらの縁があるんですかね。
村田:じゃあ! 血液型ってなんですか?
栗原:完全にコンパみたいだけど大丈夫(笑)?
松本:A型です。
忌井:同じ。A型。
橋口:A型。
大貫:A型です。
村田:おぉ! 俺AB型です。
栗原:…B型です。
橋口:何やってんだよー(笑)。
栗原:俺は悪くない(笑)。
村田:僕も悪くないです。
── そこは誰も悪くないですよ(苦笑)。