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INTERVIEW

トップインタビューDRIVE TO 2010 AT SHINJUKU LOFT 2009.10.5 - 11.11('09年10月号)

DRIVE TO 2010 AT SHINJUKU LOFT 2009.10.5 - 11.11('09年10月号)

2009.10.01

 日本のライブハウス・カルチャーを確立した1979年の伝説的イベント「DRIVE TO 80s」。100を越えるバンドが結集し、シーンの多様な収穫を新世紀に伝えた1999年の「DRIVE TO 2000」。
 その「DRIVE TO 80s」から30年、「DRIVE TO 2000」から10年の節目をむかえる今年、ライブ・シーンにさらなる活力を呼び込むべく、DRIVEシリーズ第三弾「DRIVE TO 2010」が30日というロングラン・イベントとして開催される。
 東京ロッカーズに始まる日本のライブ・ロック・シーンの30年の歴史を踏まえ、その豊かな広がりを未来につなげる、ライブハウス・シーン最大の祝祭がいよいよ始まる。

10.8 (mon)
DEXPISTOLS、THE LOWBROWS(LINDATUNE)、KIRIHITO

 ジャスティスやソウルワックスなど、欧米発<ロッキン・エレクトロ>の日本代表とも言うべき第一人者、DEXPISTOLSとTHE LOWBROWSがDRIVE TO 2010を舞台に激突! 両者ともふだんはオールナイトのクラブ・パーティーやレイヴなどで演奏することが圧倒的に多く、平日夜のライヴ・ハウスでやることは滅多にないだけに、非常に貴重な機会となるだろう。対バンには9年ぶりの新作を発表したインディー界きっての個性派キリヒトという、きわめて興味深い組み合わせ。まさにDRIVE TO 2010でなければ実現不可能な日となった!

10.11 (sun)
<アートロックの夜明け> ZAZEN BOYS、灰野敬二×チコ・ヒゲ、BEP (Phew+bikke+石橋英子)、Lovejoy、MON-TRIO、HOMM∃(オム)、ぼんくら峠(福岡)、高品格、Synapse

 LIVE HALLとBAR HALL、ロック史上、世界的に超濃厚かつ個性の強い一日となった。灰野敬二と元フリクションのヒゲとのユニット、アーント・サリーのフロント2人が揃うBEPに、ZAZEN BOYSという伝説的な組み合わせ。BAR HALLには、KIRIHITOの早川の別ユニット高品格、元スターリンの西村雄介も参加するMON Trioのほか、Synapseでは元有頂天のHackaiも参加する。

10.12 (mon)
水戸華之介&3-10chain、騒音寺、夜のストレンジャーズ、THE TRASH、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ、ザ・シャロウズ、モクメ、カルガモネンド、羅生門、The Keys

 その名の通り、日本のロックンロール・バンド博覧会。村八分やサンハウスを超えたとの評価が高い「騒音寺」をはじめ、「片山ブレイカーズ」、「カルガモネンド」、魔界都市京都からの3バンドが一緒に見れるだけでも凄い企画ではないだろうか。いまやベテランの域に入った元アンジーの「水戸華之介」や、酔いどれブギトリオの「夜のストレンジャーズ」などのほか、バーホールでは期待の新人バンドも出演。総勢10バンド、たっぷりやります!

10.13 (tue)
<渋祭 in LOFT> 渋さ知らズオーケストラ(ゲスト 渚ようこ)、三上寛(KAJUZZ)、幻の名盤解放同盟 featuring 伏見直樹、シベールの日曜日

 今年結成20周年を迎えた渋さ知らズは、今やフェスティバルにはかかせない存在となっているが、この夜の渋祭は新宿ロフトならではの宴になるだろう。渋さ知らズオーケストラのゲストに昭和歌謡の女王、渚ようこを迎え、KAJUZZ(カグズ)というバンドで出演する三上寛も渋さ知らズとの共演が期待される。さらにバーホールでは幻の名盤解放同盟が、歌舞伎町のNo.1ホストとして一時代を築いた伝説のジゴロ・伏見直樹の歌謡ショーを仕掛けている。まさに歌舞伎町版の渋さ知らズオーケストラを堪能できる一夜だ。それにしても、ロフトのステージにいったい何人のメンバーが上れるのだろうか。

10.15 (thu)
<勝井祐二プロデュース・ナイト> NATSUMEN、sgt. with 勝井祐二、七尾旅人

 10年前のDRIVE TO 2000の時、僕はROVO、DEMI SEMI QUAVER、さかな、ギロチン兄弟を始め様々なバンド/ユニットで毎日のように参加して、最多出演の称号を頂きました。あれから10年。今回は自分が今東京で最も面白いと思う表現者/バンド、これからのシーンを担って行くに違いないと確信している表現者/バンド、に来て欲しいと思い、「ナツメン」「七尾旅人」、そして「sgt.」に声をかけ、出演をお願いしました。彼らは、今の東京の音楽のシーンに於いて、それぞれが接触している接触面が一つの「シーン/場所」と呼べる程の存在感を持っています。このメンツをDRIVE TO 2000の世代にも、DRIVE TO 80'sの世代の人達にも、そしてこれからの世代にも紹介したいと、企画を考えました。(勝井祐二)

10.21 (wed)
<少年少女工場> 明和電機、ロマンポルシェ。、サエキけんぞう& ブギー・ザ・マッハ・モーターズ、バニラビーンズ、Saori@destiny、ディアステージ・オールスターズ、ダークナースZERO

 バカバカしいプロジェクトを次から次へ打ち出す、あの明和電機が堂々の登場! そもそも1st「提供 明和電機」をはじめとして、音楽は常に、テクノ、ニューウェイヴ色濃い仕上がりになっていることに注目だ。魚をモチーフにしたナンセンスマシーン「魚器」シリーズ、オリジナル楽器「ツクバ」等の奇怪極まりない異形さに、確実にパンクの匂いを嗅ぎ取れるはずだ。今年も新商品「オタマトーン」をキューブより発売など、内外で精力的に活動を続けている彼らは、このニューウェイヴの祭典に異様なほどにノリを見せている。「新型マシン投入します。乞うご期待!」ということ!!必見!

10.26 (mon)
<ムサシノ・スタイル> サヨコオトナラ、シカラムータ、I am KAMURA、THE PANTZ <シネマLIVE> 福居ショウジン×Rieu(Despair)、金子雅和、マーブルシープ

 久しぶりにZELDAのサヨコがロフトに出演します!、サヨコオトナラは、元ZELDAのサヨコ、元じゃがたらのOTO、そしてジャンベたたきの奈良ダ大介の3人によるユニット。常に忙しく全国をツアーしていますが、野外やカフェなどの演奏が多く、いわゆるライヴハウスでの演奏はあまりないので、これは貴重なライヴです!ZELDAもじゃがたらもロフトにはゆかりのあるバンドですので、当日どんなライヴになるか楽しみです。共演は、大熊ワタルの「シカラムータ」、元水玉消防団のカムラの新バンド「I am KAMURA」、そして、THE FOOLSのギタリストでもある川田良の「THE PANZ」。BARでは、福居ショウジン監督の新作『S-94』の爆音プレミアム上映会、マーブルシープのライヴなども行われます。必見です!

10.29 (thu)
バッファロードーター、曽我部惠一バンド mito、Ametsub

 バッファロー・ドーターと曽我部恵一バンド。一見なんの繋がりもなさそうな両者だが、曽我部がバッファローの熱心なファンということで実現した夢の顔合わせだ。心技体ともに充実しまくった中堅2バンドがライヴ・フロアで対バンするこの日は、クラムボンのミトが気鋭の若手エレクトロニカのアメツブとともに、映像と音楽を融合させたインスタレーション的な演出を施して、ロフトのバー・スペースをファンタジックな別空間に変えてしまおうという意欲的な試みも予定されている。いったい10/29のロフトに何が起こるのか? 見逃せない。

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LIVE INFOライブ情報

DRIVE TO 2010 開催概要

期間:2009年10月5日〜11月11日
会場:新宿ロフト
時間:平日 18:00開場/19:00開演 (Barステージは18:30開演)
土日祝日 17:00開場/18:00開演 (Barステージは17:30開演)
※11/7(土)のみ  16:00開場/17:00 開演
料金:
各日前売り3,000円/当日3,500円
※但し下記の日は料金が異なります
10/17 前売り3,800円 / 当日4,300円
10/22,27 前売り3,500円 / 当日4,000円
11/5 前売り4,000円 / 当日4,500円
各日別途にドリンク代500円が必要となります

主催: 新宿ロフト
企画: STREET SURVIVOR 2010、ロフト・プロジェクト
オーガナイザー:清水寛、地引雄一、サエキけんぞう
プロデューサー:サミー前田、石戸圭一、小野島大、森早起子、マツモトキノコ、小暮秀夫
ヴィジュアルデザイン: 河村庸輔 Web担当: 沖山淳史


INFORMATION


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(ポストカード登場アーティスト)
戸川純(ゲルニカ)、非常階段、ヒカシュー、STALIN、SYZE、AUNT SALLY、LIZARD、ツネマツマサトシ(FRICTION)

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