悪ガキっぽく見えるかもしれないですけど、そうじゃないよ
──Toruさんの作詞・作曲による『P.P.S.H.』もユニークですよね。歌詞の内容は失恋ソングなのに、音はアッパーでポップっていう。
Toru:この曲は、歌詞が先にあったんですよ。最初はバラードにしようと思ってたんだけど、試してみたら微妙だったから(笑)、じゃあ、明るい曲にしちゃおうって。
Alex:“失恋なんか気にすんなよ”的な。
Taka:適当にあしらってる感じがいいですよね。親身になっても、悲しくなる一方だし。
Toru:真剣になりすぎてもつまんない。バーンとやっちゃったほうがいいんですよ。
Alex:今の時代、他人の恋愛の話とか、あんまり興味ないんじゃないかな。
──え、そうですか?
Taka:自分のことで精一杯っていうか。
Alex:うん、そういう人が多いと思う。逆にいえば、親身になってくれる人が少ないってことでもあるんだけど。
──バンドのメンバー間ではどうですか?
Alex:どうだろう?
Toru:慰めたりするのかな、失恋したら。
Alex:あんまり大きいやつはなさそうだけどね。最近思ったんだけど、俺らって、恋愛のことなんか重視してないよね?
Taka:うん。恋愛したくない。
──(笑)。2007年はさらに活動が本格化すると思いますが、現時点でのビジョンは?
Taka:震撼させたいですね!
──お!
Alex:あと、ヘンなふうにはなりたくない(笑)。
Taka:あるじゃないですか、「あ、やっちゃったね」っていうような。○○○とか。
──ハハハハハ! 実名を出さないように。
Taka:そう言われないようにがんばりたいですね。常にバカで、常にロックで。でも、感謝することも忘れず…。
──いろいろ考えてるんですね。
Taka:ええ、考えないと進めないですから。いろいろありますからね、ホントに(笑)。
Alex:僕らってヤンキーとかではないんで。
Toru:ハハハハハ! なんだよ、それ。
Alex:悪ガキっぽく見えるかもしれないですけど、そうじゃないよって。けっこう普通の家庭に育ってるし。
Taka:あと、みんな仲良くやりたいですね。
Toru:(笑)。
Alex:大事大事。ひとりでも欠けたら、成立しないので。
Taka:コンセプトとか何もなくて、ただ個性が集合してるだけのバンドですからね。それが音として成立してるかどうかもわからないけど、僕らはだた、“かっこいい”と思えるからやってるので。そこは大事にしたいですね。