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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】パンクロック・バトルロイヤル2(2004年8月号)- 「あれもパンクロック」「これもパンクロック」と繰り広げられる、"ENJOY PUNK ROCK"な一大バトルロワイヤル!!

「あれもパンクロック」「これもパンクロック」と繰り広げられる、"ENJOY PUNK ROCK"な一大バトルロワイヤル!!

2004.08.01

 日本語パンク、西海岸パンク、初期パンク...あらゆるスタイルのバンドが一堂に集結した夢のコンピレーション!!  NICOTINE、HIGHWAY61、アカツキ.、PET、CHANGE UP...日本のパンク・シーンの"今"を縦横無尽に駆け抜けるキラ星の如きメンツが一堂に会した豪華コンピレーション盤『パンクロック・バトルロイヤル2』が発表された。"ENJOY PUNK ROCK"をコンセプトに掲げ精力的に活動を続けるヘッドロックが贈る夢のコンピ第2弾、新曲13曲にこのアルバムのために収められたスペシャル・ヴァージョン3曲の全16曲を収録というお買い得にも程がある一枚であり、「いろいろなスタイルのパンクロックをみんなと一緒に楽しみたい」というヘッドロックのスタンスを見事具現化した内容にもなっている。とにかく理屈抜きにこのアルバムを楽しんで聴いてもらうのが一番なのだが、ここはやはりイヴェント/レーベル主宰者 namijin氏に本作に賭けた想いを熱く語って頂こう。ポジティヴな気迫と愛情に満ち溢れた、まさに"ミラクル"なこのコンピ盤の恰好のサブテキストとなれば幸いである。(interview:椎名宗之)

“全曲新曲もしくは新録”は賭けだった

 今度の『パンクロック・バトルロイヤル2』は新曲13曲&新録3曲なんですけど、去年出したVol.1が自分にとっては出来過ぎだったんですよね。“ヘッドロック”というレーベルと“ヘッドロックナイト”を紹介する名刺変わりの1枚にするつもりで、みんなに「ちょっと曲を貸してくれませんか?」って感じで気軽に始まったんですけど、あんな凄いものになるとは思わなかったんですよ。しかも、まさかと思っていたKEMURIが「PMA」の収録をOKしてくれたりとかして、プレッシャーがあったんですよね。だから今回は、メンツの豪華さを追うのはやめようと思ったんです。それよりは、僕自身が心の底からいいと思うバンドの歌を徹底して紹介したほうがいいかなと。
 
それと、Vol.1は比較的日本語系のバンドが多かったりしたんですけど、もっといろんなものをバランスよく見せていきたいっていうのが自分の中にあって、バンドのスタイルのバランスをよく考えました。簡単に言えば、日本語系と英語系が半々くらい欲しかった。あと、ホーン・セクションを導入したサウンドも欲しかったし、初期パンク・テイストっていうのも自分の中では捨てられないところなんで。そういうバランスを考えてチョイスしたのが今回こうして揃ったメンツなんです。
 
ジャケット裏にあるイラストがすべてを物語っていると思うんです。日本語パンク好きキッズ、西海岸パンク好きキッズ、初期パンク好きキッズの3人が仲良くモッシュ・サークルで盛り上がっているイラストなんですけど、まさにこれが、僕にとっての“ENJOY PUNK ROCKなヘッドロックの理想形”なんですよ。だからこのアルバムは両面 ダブル・ジャケットとして考えてほしいな、と。
 
全曲新曲・新録っていうのもある意味賭けでしたね。新曲あるいは別 ヴァージョンで録り下ろしてくれる人たちだけで構成してみたい、と。参加してくれた人たちもオリジナルな作品に参加してくれたっていう意識を持ってもらえるだろうし、参加した者同志も、会ったことなくても“仲間”っていう気持ちを持ってくれるかもしれないし。「同じところへ向かって参加した者同志だよね」ってみんなが言い合えるような、そういうアルバムにしたいなぁと思って。
 
こんなに素晴らしい作品を世の中に発表できて、本当に感無量ですよ。参加バンドのみんなには心から大いなる感謝を捧げたいですね。
 
01. PUNK ROCK RADIO/NICOTINE【新曲】
 本当はこのコンピのシリーズ自体、NICOTINEやHIGHWAY61みたいに実績のあるバンドよりはもっと若手中心でもいいと思ってるんですけど、「ENJOY PUNK ROCK」という曲を書いたようなバンドなんだから、やっぱり参加してもらわないと話にならないだろう、と。「“PUNK ROCK RADIO”なんて番組があったら最高だよね?」って思って、「ラモーンズの『ROCK'N ROLL RADIO』のパンク編みたいな曲はどうかな?」って僕がHOWIEに軽く提案したら、早速書いてきてくれて。そしたらその後、僕自身が『PUNK ROCK RADIO』っていうラジオ番組を沖縄で始めることになって[FM沖縄にて毎週土曜夜21:30~22:00、FMちゃたんにて毎週土曜夜22:30~23:00放送]。じゃあ、もうこの曲を番組のオープニング・テーマにしようと。曲が出来た時はラジオのラの字もなかったから、ホントビックリする展開でしたね。
 
02. 夏まで待てない/ASIAN HAND【新曲】
 ヘッドロック・レーベル初の英語のメロディック・パンクのバンドで、自分の中では特別 な存在というか。このレコーディング中、イントロの掛け声を入れるか入れないかで、メンバーとはいろいろぶつかり合いがあったんですよ。僕はASIANの担当者としてではなく、あくまでこのコンピの企画者として、掛け声を入れたほうがいいって提案したんです。バンドの持ち味を120%全開にするためにもそのほうがいい、と。メンバーも最後は納得してくれて、その結果 、ASIANにしかできない明るいパンクのひとつの在り方みたいなものを示してる曲に仕上がった気がしますね。自分が手掛けているバンドの曲を頭のほうに持ってくるなんて、本当はなかなかしにくいことなんだけど、これは自信を持って頭のほうに持ってきて、とにかく聴かせたらみんなビックリするぞ、みたいな狙いもありますね。
 
03. Full Swing The Party/CHANGE UP【新曲】
 ホーン・セクションの入ってるバンドは音がパーンと派手になるし、2曲目か3曲目にそういう曲が欲しいっていうイメージがあって。“どんな曲が来るんだろう?”って期待していたら、今回のはびっくりするくらい若返った。いい意味での驚きがありましたね。歌詞も、自分の人生を見失いがちになってたところへ、子供のように目をキラキラさせた昔の友達にばったり会って、そいつを見たら“俺、何やってたんだ?”って目を覚ますというもので、“これからガッチリ行こうぜ!”みたいな前向きな内容の歌。「Full Swing The Party」ってタイトルもいい。自分としては、今回のラインナップの中では前回で言うとKEMURIがいてくれたところの位 置付けなんですよね。今回、CHANGE UPの存在は非常に大きいですよ。
 
04. グッバイ・フレンズ (ENJOY PUNK ROCK version)/アカツキ.【新録】
 インディーズ時代最後のアルバムの、一番最後に入ってる曲のセルフ・カヴァーなんですよ。ちょっとテンポ・アップしてるんですけど。アカツキ.は、3年くらい前にヘッドロックのホームページを細々と立ち上げた時に、いち早くそれを見つけて「出演希望!」ってデモテープを送ってきてくれた一番最初のバンドなんです。何かの打ち上げでその話をエンドウ君にした時の、彼のニコ~ってした顔が忘れられないんですよね。ある日、会社のデスクで働いてたら、何のアポもなくエンドウ君がフロアに立ってるんですよ。そしたら、「namijinさん、音出来ました」ってこの曲を直接持ってきてくれたんです。もう、電車の中で聴いてたらウルウルきちゃいましたからね。本当に嬉しいカヴァーでした。
 
05. 諸君~立ち上がれ日本人~/大和【新曲】
 大和も実は他に候補曲がいっぱいあったんです。この曲は、大和が“三線パンク”って言われて出てきてひとつの頂点に立ったみたいな、極端な曲だと思うんですよ。曲調的にもね。大和としても、これから違う方向へと進もうとしている一面 もあったりして。とりあえず今回に関しては、これを聴いて「大和は濃いからちょっと好きじゃない」って言われても構わないというか。“超自分たち!”っていう極端な形で参加して、個性がぶつかり合うほうがいいと思ったんで、みんなで相談して敢えて一番濃いこの曲を選びました。やっぱり、こういうコンピの中ではみんながみんな目立たないといけないですからね。
 
06. SiCK BOY (HEADROCK version)/PET【新録】
 PETはCHANGE UPと並んでパーティー・バンドと名乗ってるバンドですけど、全然タイプが違って、ちょっと初期パンク・テイストが入ってますよね。PETこそが、まだまだ人に観て欲しい、ライヴを凄くオススメしたいバンドなんです。最初は新曲でっていう話だったんですけど、あいにくレコーディングと重なっていたので、急遽UNSCANDALのホーン・セクションが参加してくれたスペシャル・ヴァージョンでの収録になりました。前回で言うとKEMURIとHIGHWAY61がコラボレーションしたり、THE PANにFULL MONTYのホーン・セクションが入ったりしましたけど、そういうコラボレーションを今回も欲しいなぁと思ってて。この曲も非常に夢のあるヴァージョンですよね。
 
07. LIVE HOUSE の夜/FULL MONTY【新曲】
 FULL MONTYはアルバムのレコーディング直後だったんですよ。そんなところに「ギリギリで申し訳ないんだけど…」ってお願いして。「FULL MONTYならではのパーティー・チューンっていうのを意識して作ってもらえたら」なんてリクエストしたところ、快くOKしてくれました。これもいいタイトルですよね。演奏するバンドのほうも、活動しててマンネリ化しちゃったり、いろいろ辛いこともあるでしょうけど、ライヴのステージに立った途端にこれまでの苦労が吹っ飛んじゃう。それは観ているこっちもそうなんですよね。ライヴハウスに行くと無条件に楽しい気分になれちゃうし、それだけ素敵な場所なんですよ。この曲は、ライヴから派生したヘッドロックならではの書き下ろしチューンだろうなぁと。ホントにこれも有り難いですね。男気とバイタリティに感謝!です。
 
08. 聖者の逆襲/THE SECT【新曲】
 THE SECTはVol.1に続いての参加なんですけど、PETと同じく、初期パンク・テイストのバンドに僕は常にいてほしくて。ただ、初期パンク・テイストを持ちながら“ENJOY PUNK ROCK”の精神を体現できるバンドって意外と少ないんですよ。初期パンク=アグレッシヴで反社会性な感じがありますからね。その度合いが過ぎると、“ENJOY PUNK ROCK”とは違っちゃうしなぁと。そんな中で、THE SECTは見事に両方を満たしてくれてますね。彼らも自分たちの作品作りの合間をぬ って、わざわざ新曲を書いてくれたんですよ。曲の途中に「聖者の行進」やTHE CLASHの「I FOUGHT THE LAW」のフレーズが出てきたり、THE SECT流の遊び心満載なパーティー・チューンですね。
 
09. Sing along/STEREO VISION【新曲】
 曲の内容はタイトル通り“一緒に唄おうよ!”っていう。ステージに立つSTEREO VISIONが客席に放った、ホントにストレートなメッセージですよね。それがこのバンドの姿勢をそのまま示しているっていうか。STEREO VISIONとは、NICOTINEのPUNK ROCKボーリング大会でたまたま松崎君とレーンが一緒になって仲良くなったんです。その後初めて彼らのライヴを観に行って、日本人離れした明るく屈託のないパフォーマンスに驚いたんですよ。ライヴを観終わった直後に「絶対ヘッドロックに出てくれ!」ってお願いして、即決してもらって。日本語詞のバンドでいうとアカツキ.、英語詞のバンドでいうとSTEREO VISION。この2つのバンドがこれからのシーンを全然違うフィールドで引っ張っていくんじゃないかと思いますね。彼らには凄く人間としてのシンパシーを感じるし、コラボレートのしがいがあるんですよ。
 
10. HOPE/GOOD 4 NOTHING【新曲】
 GOOD 4 NOTHINGはやっぱりライヴでの一体感が凄いし、曲は言うまでもなくいいし、すべてにおいてバンドとしてズバ抜けてると思うんですよね。僕が直接彼らと知り合ったのは最近のことなんですけど、いろんなシーンの流れがある中で、それに惑わされることなく自分たちが“これをやり続けるんだ!”ってやってきた人たちの強みを感じますよね。GOOD 4 NOTHINGが今回参加してくれたっていうのは非常に重みがあるんです。Vol.1ではKEMURIにそれがあって、今回で言えばCHANGE UPやGOOD 4 NOTHING、NICOTINEがいてくれるのが、特にズシッとしたものを与えてくれてると思います。
 
11. mirror/Hi-TOUCH Rookies【新曲】
 彼らのファースト・アルバムがいきなり2万枚を超えるセールスを記録した時、売れたことに関して彼らが浮き足立たなかったのを僕は間近で見てたんですよね。まだまだバンドとしての足固めが出来てない時に追い風に乗ってバーンと売れちゃって、それに対して実働が伴ってないところがいっぱいあったと思うんだけど、それに追い付こうとして頑張っていた。誤解してる人も多いと思うけど、逃げてないんだよ、彼ら。だから僕はライナーノーツでもそれを絶対に書きたくて。「俺たちは世界で一番盛り上がれないパンク・バンドです」って言えたヒロトくんは、一歩壁を乗り越えたなぁと思うし、僕は彼らを非常に評価してるんですよ。
 
12. 夢の終わり/The VOX【新曲】
 今も札幌を拠点に続けるThe Voxは、日本語パンクのバンドが山ほど出てきた時に、エネルギーのぶつかり具合が他のバンドよりも強いものを感じたんですよね。彼らの『情熱』っていうCDを聴いて“これは強い!”と思って。嘘がないというか。ライヴ観に行ってなるほどなぁと思ったのが、浮き足立ってないんですよね。しっかり自分たちの足下を見ながらやってるバンドだ、と。ちゃんとルーツを持ってやっている印象があって。そういう意味ではHIGHWAY61とかに近いと思いますね。自分たちにしかできない道を切り開いていくのではないかとも思うし。この「夢の終わり」では“サヨナラ俺の絶望”という歌詞に胸を衝かれましたね。
 
13. SOMETHING WRONG WITH ME/TOTALFAT【新曲】
 今回のメンツじゃ一番若いし、ある意味、今後一番期待できるバンドかもしれないですね。僕は絶大なる将来性を感じ取っていますよ、若干20歳でこれだけのことをやっちゃうわけだから。この曲は、「コンピっていうものが1曲でしか参加できないことをちゃんと判って書いてるのを感じさせる」ってある人に言われたんですよ。1曲の中にいろんな要素を凝縮してて、スケール感もあって、妙にせつない。「これぞ青春パンク!」って言っていいんじゃないかと思う。日本語でやってるものだけを青春パンクって言う必要はないわけで。言ってみれば、NEW FOUND GLORYやSIMPLE PLANだって僕は青春パンクだと思うんですよ。ホントに、せつなく激しいポップな感じが見事1曲に凝縮されてるんですよね。TOTALFATは、実はGOOD 4 NOTHINGのライヴを観に行った時に、「凄くいいから観てって下さいよ」って熱く推薦されて観たんですよ。それで、これは凄いバンドになるかもしれないと思ったんですね。
 
14. Leaving/STEREO TONE SOUND【新曲】
 STEREO TONE SOUNDは広島を拠点に活動を続けているバンドで、まだ自分たちのCDを単独で出したことがないんです。KICK ROCK MUSICから出てる『PUNK ROCK SOUNDTRACK』っていうメロディック・パンクのオムニバス第1弾に参加しているくらいで。でも、これは彼らだからこその大抜擢なんですよ。ギターの松本君がエンジニアも自分でやってるんですね。彼らみたいな人たちは、CDの音源が独り歩きしていくのもアリなのかなぁと思って。もしかしたら今後ヘッドロックから音源を出すことになるかもしれないけどね。[編註:その後、このコンピ盤参加が縁で年内にヘッドロックからアルバムをリリースすることが急遽決定!]
 
15. ナマリのツバサ/EAST WOMAN【新曲】
 EAST WOMANはヘッドロック・レーベルに加入して1枚アルバム(『アジアンタイフーン』)を出して、これが2回目のレコーディングだったんです。ヘッドロックというレーベルは、必ずしもパンクにこだわらなくてはいけないとか、“ENJOY PUNK ROCK”という言葉に縛られる必要はないんですよ。バンドはバンドなんだから。これはオーガナイザーである僕が勝手に提唱しているテーマであって、自分たちの音楽性をそこに縛る必要はない。そういう話をした上で、EAST WOMANには自分たちの好きなパワーポップっていうものを追及していってほしいなと思う。ヴォーカルのジン君にも「奥田民生を好きだったら、そういう世界観を思いっきりぶつけてみてもいいんじゃないの?」とか「無理してパンクっぽく勢いよくやる必要はないよ」って話をしたら、この曲が出来て。EAST WOMAN特有の2本のギターを生かしたアレンジが成された、凄くパワフルでメロディアスな曲に仕上がったと思います。
 
16. レコード (78rpm)/HIGHWAY61【新録】
 KEMURIのホーン・セクションが参加した「レコード」っていう曲は、実は2ヴァージョンレコーディングされていたんですよ。片方がVol.1に入った“HEADROCK version”で、もうひとつがこの“78rpm version”。「いつかカップリングか何かに使えば?」って軽い気持ちで録っておいたんですよね。そしたらそんな機会がないまま月日が流れて、あの事故が起きて…。このレコーディングの時にとても印象的だったのが、他の誰よりも自分に厳しく、どこまでも真剣な森村亮介さんのプレイに対する姿勢だったんです。この音源は、亮介さんが残してくれた最高の贈り物だと僕は思ってます。  自分としては未だに迷いがありますけどね。声を大にして「こんなに素晴らしい音源が入ってるんだ!」って言いたい気持ちと、それだけをピックアップして語るのもどうかな? って気持ちと。まぁ、買ってくれた人が気付いてくれるって感じでもいいし、自分としては感無量 な音源であることに違いはないですからね。僕の中では、この曲は映画で言うスタッフ・ロールみたいなイメージだったんですよ。とにかく素晴らしい音源だとしか言い様がない。ズルイよ、反則だよって意見もありましたけど、たまたまいい形になったものをここに置いただけですから。まぁ、そう言われるのもよく判りますけどね。 そして今年もやります、チッタでの一大イヴェント!
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