Rooftop ルーフトップ

INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】アカツキ. (2004年6月号)- メジャー第1弾シングルをリリース! 全速前進で突き進め!

メジャー第1弾シングルをリリース! 全速前進で突き進め!

2004.06.01

自分らが自分らの行動に責任を持つことは当然なのかもしれない

──で、すごいなぁと思ったのが、結成してから2年半足らずで3枚のアルバムを出していて、今回のシングルも間髪入れずにリリースということで、ホントにペースが早いですよね。
 
エンドウ.:前々から常に動いていたいというのがあって。好きなアーティストのCDがまた出るって嬉しいじゃないですか。自分らも常に最前線で活動していたかったので、できる限りのペースで出してはいきたいと思って。かといって、作品作りが適当ってわけではなくて、相当な時間は掛けてますね。
 
つかさ:逆に詰まっているほうが、テンションの維持ができるし。
 
タクシ:やっぱりどうしても、曲を作って世に発表していく間の時差はあるじゃないですか。俺ら表現者と聴く側と。それをできるだけ縮めたいっていうのもあるし。俺らは俺らの曲ができたときが一番テンションが高いわけで、「すごい曲ができてしまったよ!」って。そのテンションのまま、世に出せたら最高なんで。
 
エンドウ.:ライヴも5日とか空いちゃうと久々な感じがするんですよ。さっきも言ったように、1ヵ月前のことは昔のように思えるんです。毎日いろんなことやっているんで。ある程度バシバシ追い詰められて、「ギャー!」ってなる直前ぐらいまでのペースでやってます。常に走り続けていますね。マグロです。止まったら死んじまうと。…あの、夜のほうのじゃなくて、泳いでるほうですよ(笑)。ゆっくり休むのは、毎年盆暮れ正月とか、たまにある1日でいいんですよ。
 
──資料を見たら、2月に自身の会社『株式会社アカツキ.』を設立したそうですけど。
 
エンドウ.:ホントは自動車産業に乗り出すために、会社にしたんです(笑)。
 
YOSHIKI:打倒トヨタ!(笑)
 
エンドウ.:だけど、俺らバンドしかできなくて、しょうがないから、マネジメントをする会社にしたんですけど(笑)。あと、やっぱり自分たちでやっているインディ・レーベルの規模が大きくなってきて、だったらちゃんと会社にしようと。税理士さんに相談したときに、「株式(会社)と有限(会社)と何もないのと、何が違うんですか?」って訊いたんですよ。そしたら「それは、心意気が違うんだよ」って(笑)。「何もしたくないなら、普通にそのままでいい。会社にしたいという夢があるなら、有限にすればいい。将来、松下とかソニーのような会社と肩を並べたいのなら、株式にしなさい。でっかく、でっかくしたいのなら、株式にしなさい」って。そういう条件も整って、株式会社にしたんですよ。メンバーが株式会社社長だったら、面白いかなと(笑)。
 
──有限と株式じゃあ、資本金も全然違いますしね…。
 
エンドウ.:ええ。でも、ひとつだけ断っておくと、全部自分らのお金です!
 
──例えばパンク系のバンドですと、DIY精神ってあるじゃないですか。そんな影響もあるんですか?
 
つかさ:どうなんだろうね。マネしたわけではなく、結果 的に同じ道をたどったという。
 
エンドウ.:理由として、まずどうして自分たちでDIYでやり始めたかっていうと、基本的にどうやっていいのか判らなかったし、自分らで探り探りやってたら、気が付いたら自分らである程度できてたという。やっていくうちに周りのバンドも大人たちが絡むようになってきて、いい部分も見たけど、そうではない部分も見えて。だったらできる範囲で、自分らでやっていこうかなというのがありまして。
 
──アカツキ.のホームページのコラムを読んだんですけど、そういった「大人」のことについて触れていましたよね。周りのバンドを見て、
反面 教師的な部分を感じたり?
 
エンドウ.:それは、ありますね。みんなグチったり、俺に相談してきたりするんで。
 
──そんな中、自分たちのやりたいことをやりたいようにできる環境が今あると。
 
エンドウ.:そうですね。自分らが自分らの行動に責任を持つことは当然なのかもしれないですけどね。
 
──現在のメジャーのレコード会社とも対当な関係で、自分たちのやりたいことをやっていると?
 
エンドウ.:そうですね。俺が(スタッフを指して)この2人を動かしてるんですけど(笑)。
 
──そういえば、今年に入ってバンド名の後にピリオドが付いてますよね。これは、新たな決意が込められているんですか? 時期的にも、会社設立やメジャー契約などと時期が同じようにも思えてたんですが。
 
エンドウ.:「.」を拡大すると実は「最高!」って書いてあるんですけどね(笑)。特に理由があったわけではないんですけど、たまたま正月みんなで遊んでいる時に、占い師のおっちゃんがいて、“俺たち、こんなバンド名なんだよ”って言ったら、「一画足んねぇなぁ」って言われて。今年はフィールドも新しく広がるし、新たな気持ちということで、一画足しておきました(笑)。みんな全然気が付いてくれないんですけどね。
 

俺ら、悪ふざけが大好きなんで(笑)

──今回の作品はシングルですけど、シングルというフォーマットは初なんですよね?
 
エンドウ.:はい。シングルは出したことがないですね。ほんの数曲で、自分らの名刺替わりになるのは、それなりに考えることはあったんですけど…。
 
タクシ:いい曲3曲あればいいんじゃねぇかなと。
 
エンドウ.:なるべく、3曲それぞれ違った味がある曲を選んだんですよ。この3曲でバンドを判断することはできないとは思っているんですけど、まぁ、人によってはそれで判断してしまうし、それでもこの3曲だったらいいかなと。ある程度、アカツキ.の匂いみたいなものを感じてもらえるような選曲ですし。
 
──タイトル曲の〈フルアヘッド〉は、前向きな曲ですよね。
 
タクシ:ええ。僕の実体験に基づいて書いている歌詞だったりするんですけど。でも、みんなが前向きな曲だって思ってくれて、「俺も明日から頑張ろう!」って思ってくれれば、それはそれで嬉しいし。〈フルアヘッド〉ってことで、“全速前進”で。
 
エンドウ.:俺らの新しい船出だという意味で、〈フルアヘッド〉なんです。
 
つかさ:俺ら、「走り出す時は、いつも全速前進さ!」、みたいな気持ちで。
 
──3曲目の〈グレイマン〉は、今の日本の政治を皮肉っているような歌詞ですよね。
 
つかさ:この曲を作ったのは、俺が15歳の時なんですけど(笑)。
 
エンドウ.:俺ら、親が全員政治家なんですよ。「親父め!」って。
 
──…それ、本当に書いちゃっていいですか?(笑)
 
エンドウ.:(笑)。「親が全員政治家」って書いて下さい。裏国会を仕切っていると。「邪悪」みたいな(笑)。「アカツキ.、ただ者じゃないぞ!」と漂うように。
 
──シングルであるにも関わらず、今回もボーナス・トラックが入っていますが、恒例ですよね?
 
エンドウ.:恒例ですね。やらないと気が済まない。ちょろっとやって、ちょろっと入れて、ホントに息抜きというか。たまにものすごく本編よりも考えて、一番時間掛かったりもするんですけど(笑)。ボーナス・トラックは、これからも一生入れていこうと思います。最終的には、ボーナス・トラックだけでCD3枚組とDVDを出して、一儲けしようかなと(笑)。
 
YOSHIKI:それで、本格的に自動車産業へと進出する。
 
つかさ:最終的には、宇宙開発ですけど。
 
タクシ:この通り、俺ら、悪ふざけが大好きなんで(笑)。悪ふざけも時には現実になれば…
 
エンドウ.:俺らが普段生活してて、考えて、喋って、「ギャー!」って騒いでいる状態で、そのまま活動していきたいんで。常に好きなことやっていきたいし。
 
休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻