始まりと終わりは“十三クレイジーナイト”!
──最近はどんな音楽聴いてますか。
MISSILE:今度PIZZA OF DEATHから出る原爆オナニーズのライヴ盤と再録盤。毎日聴いてます。
KENJI:僕はあやや(松浦亜弥)とローリング・ストーンズ。実は食い合わせが良いんですよ(笑)。
SUGAR:デジタル系が多いですね、最近は。テクノとかエレクトロニカとか。
KRUSH:スーパーチャンク、アット・ザ・ドライヴ・イン、DJシャドウ、レディオヘッド、あとRAZORS EDGE! ツアー用に。曲を忘れないように(笑)。
──見事にバラバラですね(笑)。もともと聴いてきた音楽も違うんですか?
KENJI:世代が多少違うんで。MISSILEだけ若いんですよ。
MISSILE:ハイスタ世代ですから。
KRUSH:僕がニルヴァーナ世代。
KENJI:で、僕とSUGARがLAメタル世代。
SUGAR:ギター弾き始めはメタルでした。ジャパニーズ・メタルが全盛の頃でしたね。いわゆるジャパメタ世代(笑)。
──こちらも見事にバラバラで(笑)。ライヴも今までいろんな方たちと対バンしてますよね。雰囲気違うところでは、MO'SOME TONEBENDERやbloodthirsty butchers。
KENJI:それはモーサムに誘ってもらって。モーサムは僕が昔から仲が良くって、よくライヴ行ったりしてたんです。僕らの音源も聴いてくれてたみたいで好きだったらしいんですけど。
──客層もいつもと随分違うところで、反応とか手応えはどうでしたか。
KENJI:800人くらい固まってましたね(笑)。
MISSILE:客はパンパンなのに、首振ってる奴がほとんどいませんでしたからね(笑)。“なんやこれぇ”って感じで。
KRUSH:モーサムとかブッチャーズを観に来とって、いきなりこんなテンポのバンドが出てきたらびっくりするわな(笑)。4倍くらいテンポ速いもんな。でも温かい拍手を頂きました。
KENJI:実は何故だか気持ちよくやれて面白かった(笑)。
──特に煽ったりはしなかったんですか。
MISSILE:結構いつも通り。
KENJI:あんまり喋ってどうのこうのとかできないんで、いつも通りかな。
──4月から始まったツアーが7月20日まで続いていく訳ですが、最初と最後が大阪十三ファンダンゴ。これは何か意図があるんでしょうか。
KENJI:何となく。2週間に1回、土日に廻る感じなんで、結局間が空いちゃうんですよね。スタートから最終まで3カ月くらいかかっちゃうんで、それだったらスタートとファイナルを大阪でやってもおもしろいかなって。やっぱ最初と最後は大事ですからね。
──最初と最後は大阪で飾りましょうということで。
KENJI:はい。地元で。“十三クレイジーナイト”で(笑)。
MISSILE:大阪はやっぱとんでもない感じで上がりたいですね。
──大阪を拠点に活動を続けるのは何かこだわりとかあるんですかね。
KENJI:うーん、何だろう。住み心地がいいんで。別に東京に出てきてもいいんだけど、大阪の方が居心地がいい。多分ね、東京出たらライヴの客が減るんですよ(笑)。ほんで、渋谷がコワイんですよ! 人が多過ぎて。人に酔ってしまう。
MISSILE:あと、家賃が高い。
SUGAR:単純に住みにくい(笑)。
KENJI:面白いんですけどね、ライヴでなく遊びに来たら。
──東京では6月28日にシェルターでライヴがありますが、シェルターを含め残りのツアーに対する意気込みをお願いします。
KENJI:アルバムも出してライヴでやるレパートリーも増えて、いろいろおもしろい感じのライヴになると思うし、自分ら的にもおもしろ楽しくできてるんで。ライヴは良くなってきたなぁって自信があるので、観てくれたら判るんじゃないかなって気がしますね。今はそれをもっともっと良くしていきたい感じです。
──最後の最後に『Rooftop』読者とファンの皆さんに熱いメッセージを。
MISSILE:ライヴハウスって音楽を聴きながらお酒を飲む所だと僕は思ってるんで、みんなお酒を飲めばいいんじゃないですか、と。
KENJI:もうガンガンにお酒飲め! と(笑)。
MISSILE:“酒飲んで来い、この野郎!!(怒)”って書いといて下さい(笑)。