いつまでも難しすぎない音楽をやりたい
──2/22に出たアルバム「LISTEN!!」の話を伺いたいんですが、これはいつ頃からレコーディング をされたんですか?
山本:去年、8月の4日間を使ってやりました。前のアルバムからちょうど一年後ですね。
──リリースも去年の2月でしたもんね。
山本:ちょうど一年間隔でやってますね。
──では最近作った曲を中心に入れていった感じ。
山本:そうですね。前のアルバム以降作った歌ばっかり。
──前作と比べて作り手としての感覚は変わったりしてますか?
山本:いや、基本的には前作路線という感じだと思うんですけど、もうちょっと、なんて言うんです かね、“自分で何をやりたいか”、“どんな音楽を作りたいか”っていうのが多少明確になってきたよ うな気がしますね。
──それはどういう風に?
山本:もうね、最初っからね、プレイメイツのコンセプト──コンセプトっていうほど大げさなものじ ゃないんですけど、もうとにかく“とびっきりポップなロックンロールをシンプルに演奏したい”、そう いうのがありまして。それがようやく固まってきたかな。
──前作「SWEETLY」でスウィートなポップのイメージがあったんですけど、今回のアルバムを聴 いているとすごいロックじゃんって思っちゃいました。
山本:そうなんですよ。ロックンロールバンドっていう意識は元々あるんですけども、特に前作を聴 くとなんかだらだらして聴こえて、どうもこんなのロックじゃねえとか思ってしまいまして。
──けして男気って感じではないんですけど(笑)、熱い感じが。
山本:そうですね、やっぱり僕らはロックンロールをやりたくてプレイメイツを始めたんじゃないかっ ていうことを再確認いたしまして。
──メンバーの変動があったんですよね?でも録音は?
山本:前作と同じメンバーです。
──メンバーチェンジされたことで、バンドとして心境とか変わるものですか?
山本:えーっと、変わっていくと思いますね。やっぱりメンバーが一人でも変わっちゃうとまた最初 っから何もかもやり直しではあるんですよ。全ての面で。だから、新しくバンドを始めたぐらいの気 持ちにはなってしまいますね。
──それは気持ち的にはプラスにもなったりしますか?
山本:……そうですね、それはいいことのような気がしますね。いつまでもなんか難しすぎない音 楽をやりたいですからね。シンプルな美しさみたいなのをいつも狙って。
──ステキですね。そんな「LISTEN!!」の聴きどころは?
山本:そうですね。聴きかたとしてはね、あんまりゴージャスなオーディオを使うのはあんまりよくな いんじゃないかと。あんまりね、音がねハイファイ的にはよくないんですよ。モノラルのミックスでし て。小っちゃいスピーカーとか、小っちゃいラジカセなんかをヴォリュームをフルに上げて聴いたり なんかすると最高にいい音がするんですけど。なんかゴージャスなコンポでヴォリューム小っちゃ めとかにして聴くとなんとも……悲惨な音色なんで(苦笑)。あと、ラジオ局にリクエストなんかも。 AMラジオ番組とか、FENなんていいですね。
──1年おきにアルバムも出て、今後はどのようになりそうですか?
山本:そうですね、出来ればやっぱりリリース間隔をあけたくはないですね。ただ、今回またメンバ ーがまた変わっちゃったんで、前と同じようにすぐというわけにはいかないかもしれないすけど、出 来るだけドンドンやって行きたいですね。
──ライブも。
山本:そうですね、ライブを今いっぱいやりたいんですよ。メンバー変わったばっかりですし、ちょっ と鍛えたいっていうのはあります。ライブいっぱいやりたいですね。
──3/21にLISTEN!発売記念がシェルターであるんですが、その意気込みなんかも。
山本:そうですね、僕らは普段どおりのことをやるだけなんですけど、共演者は素晴らしいバンド がいっぱい出ますので、それが僕としては楽しみだったりもしてます。
──そうなんですね。ありがとうございました。ライブを楽しみにしてます。