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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】 THE PLAYMATES(2003年3月号)- 自転車<ギター

自転車<ギター

2003.03.01

いつまでも難しすぎない音楽をやりたい

──2/22に出たアルバム「LISTEN!!」の話を伺いたいんですが、これはいつ頃からレコーディング をされたんですか?

山本:去年、8月の4日間を使ってやりました。前のアルバムからちょうど一年後ですね。

──リリースも去年の2月でしたもんね。

山本:ちょうど一年間隔でやってますね。

──では最近作った曲を中心に入れていった感じ。

山本:そうですね。前のアルバム以降作った歌ばっかり。

──前作と比べて作り手としての感覚は変わったりしてますか?

山本:いや、基本的には前作路線という感じだと思うんですけど、もうちょっと、なんて言うんです かね、“自分で何をやりたいか”、“どんな音楽を作りたいか”っていうのが多少明確になってきたよ うな気がしますね。

──それはどういう風に?

山本:もうね、最初っからね、プレイメイツのコンセプト──コンセプトっていうほど大げさなものじ ゃないんですけど、もうとにかく“とびっきりポップなロックンロールをシンプルに演奏したい”、そう いうのがありまして。それがようやく固まってきたかな。

──前作「SWEETLY」でスウィートなポップのイメージがあったんですけど、今回のアルバムを聴 いているとすごいロックじゃんって思っちゃいました。

山本:そうなんですよ。ロックンロールバンドっていう意識は元々あるんですけども、特に前作を聴 くとなんかだらだらして聴こえて、どうもこんなのロックじゃねえとか思ってしまいまして。

──けして男気って感じではないんですけど(笑)、熱い感じが。

山本:そうですね、やっぱり僕らはロックンロールをやりたくてプレイメイツを始めたんじゃないかっ ていうことを再確認いたしまして。

──メンバーの変動があったんですよね?でも録音は? 

山本:前作と同じメンバーです。

──メンバーチェンジされたことで、バンドとして心境とか変わるものですか?

山本:えーっと、変わっていくと思いますね。やっぱりメンバーが一人でも変わっちゃうとまた最初 っから何もかもやり直しではあるんですよ。全ての面で。だから、新しくバンドを始めたぐらいの気 持ちにはなってしまいますね。

──それは気持ち的にはプラスにもなったりしますか?

山本:……そうですね、それはいいことのような気がしますね。いつまでもなんか難しすぎない音 楽をやりたいですからね。シンプルな美しさみたいなのをいつも狙って。

──ステキですね。そんな「LISTEN!!」の聴きどころは?

山本:そうですね。聴きかたとしてはね、あんまりゴージャスなオーディオを使うのはあんまりよくな いんじゃないかと。あんまりね、音がねハイファイ的にはよくないんですよ。モノラルのミックスでし て。小っちゃいスピーカーとか、小っちゃいラジカセなんかをヴォリュームをフルに上げて聴いたり なんかすると最高にいい音がするんですけど。なんかゴージャスなコンポでヴォリューム小っちゃ めとかにして聴くとなんとも……悲惨な音色なんで(苦笑)。あと、ラジオ局にリクエストなんかも。 AMラジオ番組とか、FENなんていいですね。

──1年おきにアルバムも出て、今後はどのようになりそうですか?

山本:そうですね、出来ればやっぱりリリース間隔をあけたくはないですね。ただ、今回またメンバ ーがまた変わっちゃったんで、前と同じようにすぐというわけにはいかないかもしれないすけど、出 来るだけドンドンやって行きたいですね。

──ライブも。

山本:そうですね、ライブを今いっぱいやりたいんですよ。メンバー変わったばっかりですし、ちょっ と鍛えたいっていうのはあります。ライブいっぱいやりたいですね。

──3/21にLISTEN!発売記念がシェルターであるんですが、その意気込みなんかも。

山本:そうですね、僕らは普段どおりのことをやるだけなんですけど、共演者は素晴らしいバンド がいっぱい出ますので、それが僕としては楽しみだったりもしてます。

──そうなんですね。ありがとうございました。ライブを楽しみにしてます。

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