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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】Jr. MONSTER(2002年9月号)- 男は黙ってパンツ一丁! 鍛え抜かれた胸毛とケツをしかと見届けよ!

男は黙ってパンツ一丁! 鍛え抜かれた胸毛とケツをしかと見届けよ!

2002.09.01

1997年の結成以来5枚のオムニバス・アルバムに参加、精力的にライヴ活動を重ねてきたJr. MONSTERが遂に初の単独音源『MONSTER'S SPIRITS』を発表した。それに伴い、現在彼らは全国22ヵ所に及ぶレコ発ツアーを鋭意敢行中。入念なリハーサルと衣装のパンツ選びに余念がない!?(約一名)ツアー出発目前の慌ただしい彼らを、ホームグラウンドである新宿ACBにて緊急直撃した!(interview:椎名宗之)

こだわり抜いた末に生み落とした初の単独作

KEV:え~、ドラムの“トマティ”KEVです!

江島正寿:あ、そういうので行く?(笑) じゃあ……ベースの“ボブ”江島です!

並木大輔:ギターの“ビリー”並木です! “ビリー”の由来は特にありませんッ!(笑)

──…皆さん、いつからミドルネームが入るようになったんですか?(笑)

KEV:BBQ CHICKENSのレコーディングへ遊びに行かせてもらった時からです!

──ついにレコ発ツアーが始まりますが、準備は万全ですか?

KEV:いや~、もうドッキドキですッ! 期待と不安の両方が入り交じった感じですね。

──初の単独作『MONSTER'S SPIRITS』をやっとリリースできての心境は?

KEV:地元が立川なんですけど、家の近くのレコード屋で当日に売れ切れたとか、予約が結構入ってるとか聞いたり、もう信じられないですよ。ビックリです。CDに入ってるのは、今までずっとライヴでやってきた曲ばかりなんですけど、勢いというか“ライヴ感”を絶対に残したかったんですよ。それは巧く出せてるんじゃないかと。

並木:“初めての単独作品はステップアップレコーズから出したい”っていう想いがずっとありましたね。

KEV:うん。最初に自分たちの音源を世の中に出したのは、ステップアップから出た『…OUT OF THIS WORLD』(1999年発表)っていうオムニバスだったんですよ。それが出た時から、“いずれは自分たちの単独作品をステップアップから出したい”って思ってましたね。他のレーベルからの誘いもいくつかあったんですけど、それも全部断って、ステップアップからCDを出すことだけを目標にやってきたんです。

──『MONSTER'S SPIRITS』の“SPIRITS”は、バンドの精神性、心の在り方を象徴した言葉なんでしょうか? KEV タイトルを決めた時に、余り深く悩んだってわけでもなかったんですよ。タイトルには“魂”というか、そういう言葉を入れたくて。ただ“SPIRITS”だけだと短すぎる気もして…。 ──“アルコール”って勘違いされる可能性もありますもんね(笑)。

KEV:(笑)だから“MONSTER'S”を付けることによって、「これが俺らの魂なんだ!」って意味にして。

江島:最初は『MONSTER'S SOUL』っていうのも候補にあったんですよ。

KEV:だけど『MONSTER'S SPIRITS』のほうが語呂も良かったんですよね。

──そもそも“Jr. MONSTER”というバンド名の由来は何処から?

KEV:俺と江島が所属してた少年野球のチームが“Jr. MONSTERS”っていうんですよ。 江島 で、“S”を取っ払って“Jr. MONSTER”。その野球チームはもう解散しちゃってないんですけど、俺らが名前を引き継いで。野球なんてもう全然やってないですけど。

──CDの最後に「ニャンニャン」という妙な声が入ってますが、あれは一体…?

KEV:違う意味での“ニャンニャン”です。“チョメチョメ”とも言います。

江島:完全に死語ですね!

──そっちの“ニャンニャン”ですか! 言葉の寝かせ具合は丁度いいですね(笑)。

KEV:あれはHAWAIIAN6のディーゼルの声なんですよ。 江島 一応弾き語りなんです。ギターを持って。ちなみにコードはCです。

──今回のツアーの後半は、そのHAWAIIAN6のレコ発も兼ねているんですよね。普段から交流はあるんですか?

並木:プライベートでもよく会ってますよ。朝までデニーズで話し込んだりして。夜中にディーゼルから呼び出しの電話が掛かってくるんですよ。「都合悪かったらそっちまで行くよ!」とか言って、わざわざ車で来てくれたり。

──そんなに長い時間、何の話をしてるんですか?

並木:バンドの方向性や熱い音楽議論……を3分くらい。後はずーっと女の子の話ですね(笑)。

──HAWAIIAN6以外にも、各地でSTOMPIN' BIRDやFUCK YOU HEROESなど親交のあるバンドとの共演が多いですね。

KEV:そうですね。ブッキングは自分が担当したんですけど、今回のツアーは初めての自分たちのレコ発という想いを込めて、昔から馴染みのあるバンドに声を掛けました。僕らより何歩も先を行っちゃってるバンドが多いじゃないですか? だからある意味、このツアーは自分たちにとって彼らへの挑戦なんですよ。

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