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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】3snotties(2002年5月号)- 自分らの「かっこええ!」がこのスタイルなんで。

自分らの「かっこええ!」がこのスタイルなんで。

2002.05.01

大阪のメロデッィクな3人組、3snotties待望の2nd/ALRUM堂々完成!! 質問に答えてくれたのは、電話の向こうがわにいる浜村氏。真摯っていう言葉がぴったりの彼に今回のアルバムに関して話をきいてみました~♪(INTERWIEW CHIE ARAKI)

時代がとか流行とかで音楽やっているのとは違いますから。

──3snottiesって大阪のバンドのイメージがありますが。結成もそうですか?

浜村慎太郎(G.&Cho.):今の活動の拠点は大阪になってますが、結成したのは高知です。95年ですね。
 
──結構長いんですね。結成から7年ですか。 
 
浜村:そうなるんですよね(苦笑)。結成の時は僕とベースの圭祐とあと前のドラムで始めたんですけど、高校生だったんですよ。それから3年間は圭祐が大阪に行ってしまったので、大阪と高知とで活動していたんで。本格的になってきたのは、僕が大阪に出てきてからですね。それが98年です。 
 
──98年当時っていうと、メロコアがこれ以上ないくらい全盛でしたよね。
 
浜村:そうね。レーベルやらライブハウス野らが乱立して、どうしたらええんやろっていう状況ですよ。 
 
──3snottiesとしてはそのBIG WAVEに乗れ乗れ~!! っていうんじゃなく? 
 
浜村:もうほっとけ! っていう感じですよ(笑)。
 
──でも3snottiesにとってのルーツはやっぱり、
 
浜村:メロコアになりますね。Hi-STANDARDの『LAST OF SUNNY DAY』とかすごく好きでしたよ。あとはSNUFFとかね。 
 
──今回LOFT RECORDSより新しいアルバムがリリースされますが、前作から音楽的に大きく変わってしまったという感じはしませんでしたが。 
 
浜村:そうですね。自分らはこれなんですよね。自分らの「かっこええ!」がこのスタイルなんで。時代がとか流行とかで音楽やっているのとは違いますから。
 
──3snottiesの楽曲はちっとも飾り立てていないんですよね。 
 
浜村:そうなんですよ。ありのままです。そんなに器用じゃないんですよ。それしか出来ないっていうのもありますが(笑)。
 
──歌詞に関してもですね。
 
浜村:そうですね。メッセージソング的なものじゃないんですよ。普段感じたこととかあったこととか、些細なものそのまま。 
 
──それがリスナー毎の実体験だったり考え方にオーバーラップしちゃうんでしょうね。大それたことを訴える歌詞よりも、リアリティーなどの面で。
 
浜村:僕が影響されたバンドもそうですよ。
 
──遠くの人と手を無理して手を繋ぐんじゃなくて、すぐ隣のよく知った人同士が自然に手を繋ぎ合って行く感覚でしょうね。
 
浜村:ええ。僕らの音楽でそうなるといいですね。
 
──プロデューサーにTIGR HOLEの石川氏の名前がありますね。 
 
浜村:石川さんはとにかく面白いですね。現場をなごませてくれたのはもちろんなんですが、最後の方では関西人よりも凄いものをみせてくれましたよ(笑)。 
 
──(笑)。ゲストコーラスににホリデイズのまきちゃん。 
 
浜村:あの曲は女の子の声が欲しくて。で仲が良かったので頼んでしまいました。すごく良かったよ。
 
──前作に比べていかがですか? 
 
浜村:今回はアレンジ面だったりに気を遣うことができたんですよ。前はただ、がーーってやっただけでした。そうしたら歌にはもちろんのこと、曲にも表情が出てきたんですよ。そんな事も曲を作っている段階から、考えていたんですよ。だから、レコーディングに関して何も判らず飛び込んで、勢い重視だったのが前作で、今回はやりたいことが頭に浮かんで、どうしよう考えることが出来ましたね。うまくいったと思います。だから幅広くの人にきいて判断してもらいたいですね。
 
──ジャケがかなりやっばいですね(笑)。あぁ、そうだよねって気が付く部分がありますね(笑)。 
 
浜村:でしょでしょ。インパクトあるでしょ。自信作です。よく見てくださいね。僕が中心になってつくったんですよ。いろんな意味が込められているから、ジャケ買いしてくれたら勝ちですね。さっきから言ってますが内容も凄く満足のいく作品が出来たんだけどもう、次の作品の事考えているんです。
 
──それはたのしみです。今日はお忙しいところ、ありがとうございました!
 
浜村:いえいえ。ライブにも遊びに来てくださいね!!
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