INTERVIEW:chie araki
レコーディングでしか出来ないこともやってみたくなった
──2001年を振り返ると、LINKはかなりの数のライブをやってますね。
KOMORI:そうですねぇ。2001年は結構盛り沢山だったと思いますよ。北海道にも沖縄にも行ったし、GOING STEADYと野外でもやったし。休むことなくライブをやった気がしますね。
YANAI:結構忙しかったよね。ライブがないときも練習に明け暮れていたり。あっという間だったかなぁ。
──ミュージシャン生活ですねぇ!!
NORI:後は香港も行ったよね。初の海外。
──香港は大変だったって、マネージャーさんから聞いてますけど。でも地元の人がLINKのこと大好きでわざわざ香港に呼んでくれたんだよね。
YANAI:そうだね。日本とは音楽の状況とか大分違って、とまどっちゃったことも多かったんだけど。ライブは楽しかったよね。ご飯が合わなくてかなり苦労したけど(笑)。香港は話し出すと長いよ~。いろいろあったから。
──その忙しい中で作品をつくって、2002年1月にはシングル「earthsick」がリリースされますね。演奏が心持ち丁寧になった気がするし、曲だったり音の作りが以前のLINKとは大分変わった気がしますが。なにかありました?
KOMORI:単純にレコーディング・スタジオが変わったっていうこともあるんですが。
YANAI:前はライブ感だったり、勢いを大切にレコーディングしていたんですが、今回は音作りにもこだわってみたんですよ。レコーディングでしか出来ないこともやってみたくなって。
NORI:結構すんなりと出来たんですよね。OK出るのもすごく早かったし。
YANAI:いっつもいってるのんだけど、本当に今回もものすごくいいものが出来ました!!
地球という一つの船みたいなものに乗っかっていきている
──ちなみにこの「earthsick」ってどういう意味ですか?
YANAI:造語なんですけど。「船酔い」ならぬ「地球酔い」。「僕らはみんな地球という一つの船みたいなものに乗っかっていきているんだから」。
──じたばたしてもしょうがないっていうことですね。
YANAI:そう。後は、カバーにしてももう一曲にしても、納得のいく出来なんですよ。自信作です。
──その自信作のリリース直後に、SHELTERでのライブが控えていますね。
KOMORI:レコ発という訳ではないんですけど、これまた去年ものすごくお世話になった「SET YOU FREE! 」の新しい企画で。vs シリーズっていう2バンドでやるんですよね。
──それはまた楽しみですね~。相手がTHE DUDOOSっていうのもなんか妙にはまりますね。
YANAI:チバさん(SET YOU FREE 主催)も面白いこと考えるよね。SET YOU~っていったら、今はブランド化してきたところがあるじゃないですか。その新しい企画にうちらを呼んでくれて嬉しいね。
NORI:ばっちりやらないとね。
──最後に一言。
YANAI:最近僕はすごく作曲に燃えていて、早くレコーディングしたくてたまらないんですよ。3月にはアルバムを出す予定なんですが、次のことを考えています。しかも楽しそうなライブもこれまで以上にあるので、是非ライブに来てください。
KOMORI:シングルもいい出来なので、聴いてください。