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INTERVIEW

トップインタビュー【復刻インタビュー】DOPING PANDA(2001年9月号)- カッコつけたバンド名にしてもしょうがない

カッコつけたバンド名にしてもしょうがない

2001.09.01

1st. アルバム「Performation」が発売になったDOPING PANDA、哀愁メロディの裏に潜むネガティブ・シンキングに迫ってみました、、、。(Interview CHIE ARAKI)

──バンド結成から名前が変わっているんですね。

フルカワ:最初、サイケデリックゴリラっていう名前だったんですけど、よく考えたら俺たちサイケじゃないなって思ってかえたんですよ。

ハヤト:だからって、ドーピングでもないけどね(笑)。

──DOPING PANDAって想像しにくいバンド名ですよね。ちょっとおかしい。

フルカワ:よく言われますね(笑)。意味は全くないんですよ。カッコつけたバンド名にしてもしょうがないし。バンド名は後からついてくるもんだと思うしね。

ハヤト:言ってしまえば、「かわいいパンダにも怖い一面だってあるんだ。外面に騙されるなよ」っていう意味なんですよ(笑)。

──前作から1年でアルバムがリリースされますね。前作もそうだったんですが、年を重ねた感じの音だなぁ、という印象だったんですよ。

フルカワ:それはオヤジっぽいということですか!!(怒)

──まぁ、いってみたら。音が、まぁ、流行に流されていないと言うか、頑固というか、さわやかじゃないというか、一本筋が通っているというか、、、。巷にあるそれとは一線を画しているように思えたんですよ。

フルカワ:といっても僕ら若いんですよ!! 23ですから。

──あら、そうなんですか。若いっていうか、ちょっとだけ若いですね。でも、今回のこの「Performation」を聴いてみて、20代後半くらいの「これからの人生どうしましょう」的な、人生の岐路を表現しているようにどうしても思えて。焦燥感というか、ひしひしと伝わってきてしまったんですよ。

ハヤト:あははははは。彼(フルカワ)はしょっちゅう人生の岐路に立っちゃっているので(笑)。

フルカワ:そうですよ。ホント、年中焦ってますよ!! だってずっと不安なんですよ。基本的にネガティブなんです。後ろ向きなのは確か。そういう自分の一番弱いところが、歌詞に出て来ちゃっているんです。しょうがない。今やっていることをいつまで続けて行けるんだろうとか。

──そうだよね、そうだよね。なんか、一緒に人生相談したくなっちゃった。

ハヤト:ほんと暗いでしょ(笑)。

──でも、分かるんですよ。そんな歌詞はフルカワさんが?

フルカワ:そうです。でも、こういう世界だから俺たちだって決めたくないんですよ。

ハヤト:歌詞にしてもそうだし、音に関してもですね。

フルカワ:ジャンルとか、つまらなくなっちゃうでしょ。自分たちの世界を決めることは結局自分たちの幅を狭めることでもあると思うんです。どんな感じでもやっていきたい。

──でも、ある意味それは大変な作業だったりしませんか? さらっと聴いてDOPING PANDAだって分かった方が、それがいいかどうかは別ですが、自分たちの世界を広げるのには良かったりしませんか?

ハヤト:そうじゃなくて、何聴いても「DOPING PANDAだよね」て言われたいです。

──そうか。今回のアルバムで言うとM-9はインストで、他とはかなり違っていますけど、しっかりDOPING PANDAだって思えますね。

フルカワ:結構悩んだ所ではあるんですよ。浮くといえば浮いていると思いますもん。やってみたかったってというのが最初にあって。

──レコーディングはいかがでした? 

フルカワ:最終的には楽しくできました。

ハヤト:実は、一回レコーディング辞めようかっていう話し合いもあったんです。ひどく落ち込んじゃって。で、いろいろ話し合ってレコーディング再開させてからの、音の広がりはすごかったですよ。音の重ね具合とか。

──なにかが吹っ切れたんですね。前作と比べたら、どういう風に変わったと思いますか?

フルカワ:一番はレコーディングに対する気持ち。上物にかんしてですが、ライブでは再現できないようなアレンジだったり、音の重ね方とか、キーボードとかコーラスとか。いっても3人の音が基本になっているんですが。

ハヤト:レコーディングで遊んでいいんだって分かったんですね。次はもっと遊んでやるつもりなんですが。

フルカワ:ライブとは違うことを音源にするなんて考えもしなかったんです。

──一つの「作品」を生み出した意欲作なんですね。

フルカワ:そう。でも今回のアルバムも満足しています。ずっとライブでやってきた曲をレコーディングでアレンジした形だったから。次はそういうレコーディングを頭にいれた曲作りをしてますから。変わりますよ。

北条:マニアックになりすぎずね。

──9月21日にはFINALはSHELTERでレコ発ですね。

フルカワ:会場を一つに!! みたいなノリのバンドではないですが、僕らは僕らなりの音楽をやってますのでいろんな人に見に来て欲しいんですよ。前まではライブがそれほど好きではなかったんですよ。でもこのアルバムが完成したくらいから、ライブがしたくてしょうがなくなってきたんです。いままでどうしてライブが嫌いだったのか分からなくなるくらいに。

──どんな感じになるんでしょうね。メンツ的にも面白い並びですが。

フルカワ:他にはあんまりないでしょ。

ハヤト:とにかくアルバムをきいてライブに来て欲しいですね。ダイブとかしてくれなくてもいいから、酒を飲みながら見てくれればそれでいいですよ。

北条:対バンにも恵まれているので。

フルカワ:間違いなくね、うちらはいいバンドなんですよ。

──いつになく強気ですね。

フルカワ:早く一人でも多くの人に聴いて貰いたくて。だからあんまり焦らないようにして。ライブはライブで違った物を見せますし、とにかく楽しみですよ。ライブをやって次のアルバムを出して。そう、ネガティブなバンドだと思うんです。でも地道に頑張りますよ。

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