iPhoneのタップひとつで聴こえてくる数分間の音にはどれほどの歴史的背景が詰まっているのか
気が滅入る事が多い今日この頃、気分転換で音楽を聴く時間が増えています。私達の愛するこのカルチャーは何なのか、iPhoneのタップひとつで聴こえてくる数分間の音にはどれほどの歴史的背景が詰まっているのかと驚き、見終わる頃には更に好きになる、そんなドキュメンタリーがこちらです。
ビートルズのプロデューサーとして知られるジョージ・マーティンが監修の本作、ポップミュージックとテクノロジー、大衆との歴史について「マルチトラック・レコーディング」「サンプリング」「ビート」「ミュージックビデオ」など8つのテーマから辿っていきます。
時代もジャンルも越えたインタビューやアーカイブ映像、大御所がこれでもかと登場するので、洋楽が好きだとより一層楽しめるのではないでしょうか。
''ほんの''一部を紹介すると、リンゴ・スター、リトル・リチャード、エルトン・ジョン、ベック、デイヴ・グロール、ブライアン・イーノ、アデル、ボン・イヴェール、ウータン・クラン、リック・ルービン(ビースティボーイズ等をプロデュース)、ナイジェル・ゴドリッチ(レディオヘッド等をプロデュース)などなど。
勉強になる話だけでなく、彼らの語る言葉にはいちリスナーとしてのまっすぐな愛が滲み出ています。
「音楽の無い人生なんて信じられるか!?」
「好きな音楽が良い音楽さ」
うんうん、同感です。
楽しい時もしんどい時も、何にも言わずに寄り添ってくれる。音楽って素敵ですよね。
1つのテーマで50分×8とボリュームもあるので、家に籠って過ごすにはピッタリですよ。
(TEXT:あつみまりえ/LOFT PROJECT(経理))