儚く、美しい轟音。デンマークの至宝が産み落としたマスターピース
いやはや、こりゃすごいアルバムだ。ディジー・ミズ・リジー(以下DML)4年ぶり通算4枚目のオリジナルアルバム『オルター・エコー』はとにかくクオリティが高い…。爆音で聴き続けても全く疲れを感じないとてもバランスの取れた轟音、儚くエモーショナルなのにどこかキャッチーで美しいメロディーがロックファンならずとも琴線にバッチバチに触れてきます。日本盤の帯にあるコピー「美しき轟音の闇へーー」がまさに言い得て妙という感じでしょうか。
最近のデンマークのバンドと言えばH.E.R.O.もそりゃイマドキでかっこいいのだけども、2度の解散やそれに伴う充電期間、ソロ活動などを経て築き上げた3ピースロックの最高峰、DMLはまさにデンマークの至宝と呼ぶにふさわしいバンド。そんな彼らが完成させたマスターピース、冗談抜きで一家に一枚の必聴盤です。(ロックカフェロフト:東健太郎)