世代を越えて受け継がれていることを体現
1990年1月27日、ヴォーカリスト江戸アケミが36歳で夭折し、JAGATARAは永久保存された。それからちょうど30年。残されたメンバー達が再集結し、Jagatara2020として30年ぶりの新曲を収めたジャイアントシングルをリリースする。2009年に熊本に移住し、音楽を一旦オフにして農業に専念していたギタリストのOTOは、農作業中、空と森からアケミのフレーズが降りてきたという。そうした兆しの後、昨年、東京ソイソース2019でJagatara2020が始動、そして1月27日の江戸アケミ30回忌に向けて大きなうねりとなっていった。新曲は2曲。「虹色のファンファーレ」は、Vo/作詞の南流石が「アケミの元にみんなが集まってくる」場面をイメージして生まれたという。「れいわナンのこっちゃい音頭」はタートル・アイランドの永山愛樹がVo/作詞を担い、JAGATARAが世代を越えて受け継がれていることを体現している曲だ。その他、3曲のレアトラックとカラオケ2曲が入った充実のシングルだ。(加藤梅造)