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トップレビューMaison book girl 「cotoeri」

Maison book girl 「cotoeri」

2017.12.01   MUSIC | CD

TKCA-74600
¥1,300(tax in)
2017年12月13日(水)発売

 「言葉を選ぶ」ことを意味する「ことえり」。源氏物語にある一節に由来し古典的でありながら、今回の作詞はプロデューサーのサクライケンタが書いてきた過去の歌詞データをAIが深層学習し過去との対話から誕生。過去と未来を行き来するあらたな歌が完成した。
 朝、夜、雨、影、
 白、青、夏、ベッド、煙、光、夢、カーテン。
 選ばれた言葉は間違いなくサクライケンタのものであるが、何かの手が加わった違和感とどことなく不穏に感じるピアノやヴァイオリンの音色と相まってこれから始まる何かに未来への期待とも不安ともわからない感情が入り混じる。でもそれはまさにMaison book girlの世界感そのもの。最後の鍵が落ちる音を聞いたとき、扉が開いた先には何が待っているのかを想像した。(LOFT9 Shibuya:須田舞未)
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