SICP30843
2,700yen（tax in）
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ディスク：1
1. ジ・アザー・ウーマン (Mono)
2. わが恋人の黒髪 (Mono)
3. ノーバディ・ノウズ・ユー・ホエン・ユーアー・ダウン・アンド・アウト (Mono)
4. トラブル・イン・マインド
5. ミシシッピ・ガッダム
6. シー・ライン・ウーマン
7. 悲しき願い
8. アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー
9. 行かないで
10. 奇妙な果実
11. フォア・ウィメン
12. シナーマン
13. ドゥ・アイ・ムーヴ・ユー
ディスク：2
1. アイ・ウォント・ア・リトル・シュガー
2. 自由になりたい
3. グローリー・オブ・ラヴ
4. トゥ・ラヴ・サムバディ
5. 愛を信じて
6. エイント・ガット・ノー~アイ・ガット・ライフ
7. ホワイ(キング牧師は死んでしまった)
8. みんな月へ行ってしまった
9. レヴォリューション (パート1&2)
10. 黒人讃歌
11. 時の流れを誰が知る
12. ヒア・カムズ・ザ・サン
13. ジャスト・ライク・ア・ウーマン
14. ファンキアー・ザン・ア・モスキートズ・トゥイーター
15. リッチ・ガール
16. シングル・ウーマン
2003年に70歳で他界したニーナ・シモンが再評価されている。もちろんシモンはアレサ・フランクリンからリスペクトされるほどの偉大なミュージシャンだが、近年はヒップホップ界のカニエ・ウェストやソウル歌手のジョン・レジェンドらが取り上げるなど世代を越えて彼女の作品が引き継がれているのだ。昨年アメリカで公開され絶賛された映画『Selma』（邦題『グローリー／明日への行進』）のアカデミー賞受賞スピーチでレジェンドは「いま我々が生きている時代を反映させることは、アーティストの責務である」というシモンの言葉を引用したが、ファーガソンの黒人少年射殺事件などに象徴される人種差別の揺り戻しの中で、かつて公民権運動で差別に対して毅然と闘ったシモンの音楽が今再びリアリティを持って聴かれているのだろう。最新ベスト・アルバムである本作はレーベルを越えて彼女の代表曲が収録されており、入門者にはうってつけの内容だ。今最も聴くべき音楽のひとつである。（加藤梅造）
