昨年9月に待望のメジャー・デビューを果たした熊本県出身の4人組ロック・バンド、BLUE ENCOUNTが1月28日に1stシングルとなる『もっと光を』を発売した。昨年の冬ツアーから初披露されたのだが、私は初めて聴いた時「このタイミングで?」という言葉がまず頭をよぎった。最近の彼らの曲は以前よりもアッパー・チューンが多く、テクニカルなサウンド感が強い。そういった現在のBLUE ENCOUNTからはなかなか連想しにくい今回のリード曲『もっと光を』だが、10年間という時を超え、昨年ようやく念願のメジャー・デビューを果たし、確実に“夢”を“現実”として一歩一歩歩んできた現在の彼らが「このタイミングだからこそ」伝えられるメッセージや音楽がこの1枚にすべて詰まっている。
5月末からは全国ツアーも発表され、彼らの最大キャパシティとなるZepp DiverCity公演も決定し、今後一層彼らの活躍から目が離せない。(新宿LOFT:横溝英梨)