THA BLUE HARBのILL-BOSSTINOが“tha BOSS”名義で発表した初のソロ作品。12月26日の般若との2マン・ライブのために一緒に唄える曲として制作され、プロデュースはgrooveman Spotという鉄壁の布陣で、リリース前から話題沸騰だったこの曲。やはりこの2人だけあってラップの面白さが秀逸で、般若の1年を振り返りながらのユーモアとクリスマス・プレゼント的サプライズを挟みながら普遍的なメッセージに落とし込む流れや、BOSSの捨てるとこなし、全ラインパンチラインのリリックは流石の一言。
今のこの2人の立ち位置としては必然的なコラボではあるけど、それでもやっぱりここ最近のリリースの中でこれは事件だ。確かに年末に出たライブ用の曲ではあるが、年が明けての新年会シーズン、呑んで喋ってキャッキャ騒いだ後の帰りに1人で聴いて1年を夢想しながらアガりたい人にオススメの1曲。こんな曲は他にはない。(Loft PlusOne West :松井良太)