活動歴1年未満にも関わらず、今年のフジロックROOKIE A GO-GOにも出演し、自主制作のデモ音源が各所のレコードショップでソールドアウトとなったり…と、今大きな話題を呼んでいるバンド「森は生きている」。バンド名からしてなんだか気になる感じだが…、メンバーはなんと6人全員20代前半! その待望のファーストアルバムが完成した。文学のような美しい日本語詞に、丁寧に作り込まれたジャンル分けのできない唯一無二の彼らの曲は、聴いているとなんとなく懐かしいような、自分の小さい頃にタイムスリップしたような不思議な感覚になってくる。それでいて、瑞々しい生命力みたいなものまで感じさせる1枚だ。はっぴいえんどに影響を受け、日本語にこだわる彼らは言葉の乗せ方が本当に気持ち良い。9月の残暑の時期に聴くとまた格別だろうと私は思った。10月からはツアーも始まる。ライブでどのような表現がされるのか、彼らの今後を見逃さずにはいられない!(下北沢SHELTER:大山)