今年の春頃、有線から流れてきたシンガーソングライターが歌う曲は、昨今のアイドルやJ-POPのヒット曲がループする中、テンポの良いロック調のメロディーとメッセージ性のある歌詞でとても印象に残っていた。その数日後、suzumokuの新作だということが判明し何回も聴いた。
　3月11日に発売された『蛹-サナギ-』は、昨年起きてしまった東日本大震災が意識された歌詞となり、それでも生きていかなければいけないということが強く歌われている。また、ここ最近は自殺者が増えているとも言われており、そうして自ら命を絶ってしまう人にこそ彼の曲を聴いてもらいたい。
　suzumokuは、7月11日にはニューアルバム『80/20 -Bronze-』をリリースする。レコジャケ風ジャケットに新曲3曲＋過去曲9曲の全12曲入りCDと『蛹- サナギ-』『プラグ』『コワイクライ』のミュージックビデオ収録のDVDが封入されるとのこと。こちらも楽しみな作品だ。（下北沢SHELTER：上江洲 修）

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