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トップレビュー関ジャニ∞ / FIGHT

関ジャニ∞ / FIGHT

2011.11.09   MUSIC | CD

初回限定盤A(CD+DVD):TECI-8014 / 3,800yen (tax in)
初回限定盤B(CD+DVD):TECI-8015 / 3,800yen (tax in)
通常盤(2CD):TECI-8016 / 3,200yen (tax in)

CD:DISC 1(初回限定盤A・B/通常盤共通)
1. モンじゃい・ビート
2. 宇宙に行ったライオン
3. Fight for the Eight
4. T.W.L
5. Fly High
6. 365日家族
7. Dye D?
8. Water Drop
9. ツブサニコイ
10. イエローパンジーストリート
11. フリーダム理論
12. 輝ける舞台へ
13. マイホーム
14. wander

初回盤A
DVD「モンじゃい・ビート」Music Clip & Making + ユニフォームができるまで
封入特典 HOT FIGHT PHOTO BOOK(48P)
初回盤B
DVD「Fight for the Eight」Music Clip & Making + ユニット&ソロ曲レコーディング映像
封入特典 COOL FIGHT PHOTO BOOK(48P)
通常盤のみCD:DISC 2
1. スケアクロウ(錦戸 亮)
2. 夜な夜な☆ヨーNIGHT(村上信五・安田章大・大倉忠義)
3. パンぱんだ(横山 裕・丸山隆平)
4. あ(渋谷すばる)
初回プレス封入特典 BASEBALL ∞ CARD(7枚)

 関ジャニ∞、約1年ぶりのニューアルバム『FIGHT』。彼らの新作を心待ちにしていた人も、そうでない人も、でもRooftop読者の皆さんでしたら、この作品に楽曲提供をした方々の名前を見て少なからず、「おっ!」と思ったのではないだろうか? アルバムの1曲目を飾り、しかもPVにもなった『モンじゃい・ビート』は、怒髪天の増子直純が作詞、上原子友康が作曲ですから。ついに怒髪天と関ジャニ∞の組み合わせが実現したのか、と。『モンじゃい・ビート』のレコーディングには、友康さん、中村達也さん、KenKenが参加したそう。そして、2曲目は藍坊主の藤森真一が作詞・作曲を手がける『宇宙に行ったライオン』。『T.W.L』は今年4月にシングルでリリースしている作品で、ゆずの北川悠仁が作詞・作曲を担当。ROCK'A'TRENCHの山森大輔が作詞・作曲、ROCK'A'TRENCH編曲の『Fly High』。スキマスイッチ作詞・作曲の『フリーダム理論』。ケツメイシのRyoが作詞、DJ KOHNO作曲の『輝ける舞台へ』。九州男が作詞・作曲の『wander』などなどといった超豪華アーティストが書き下ろした新曲、そしてTOKIOや嵐を始め、ジャニーズの曲が好きな方にはお馴染みのTAKESHIが作詞・作曲を手がけた楽曲を含む全14曲。
 『モンじゃい・ビート』は、義理と人情の世界をこぶしがきいた歌声で渋く力強く、そしてシャレの聴いた歌詞で聴かせ、『宇宙に行ったライオン』は一変。疾走感と透明感あるサウンドに。先ほど拳を効かせていた渋谷すばるも一変、少年ぽさの残る歌声に。この歌い方の幅広さが、彼の歌声に定評がある理由のひとつ。また、ポップなリズムで聴かせる『T.W.L』では、途中の「ハイ↑ High↑」のあたりで気持ちがグイグイとハイになる。ギターのサウンドとメロディーが心地よい『Fly High』や、本編の中では唯一メンバーの安田章大が作詞・作曲を担当している『Dye D?』はダンスチューン。コンサートで盛り上がりそう。あー、見に行きたい。そのダンスの流れから『Water Drop』のラップ曲。ビートのきいた『輝ける舞台へ』は、サビで確実に拳を振り上げたくなるはず。アルバムの最後を飾る『wander』は言葉数が多く、たくさんのメッセージが込められており、気持ちが鼓舞されると同時にどこかエモーショナルさも持ち合わせた、後世にまで受け継がれる名曲の予感。
 といった演歌もロックもポップスもダンスチューンも、多くのジャンルが詰められた1枚。たぶん、この作品が気になりながらも、ジャニーズの曲だからと食わず嫌いの方が多くいることも充分承知だ。でも、作詞・作曲を手がけているアーティストが豪華すぎるゆえに、それぞれのアーティスト色が存分に出ていて、ライブハウス界隈の人にも楽しめるはず。初回盤A・B・通常盤の3種類があり、どれを買うか、もしくは全部買うかは悩むところであるが...。
 この作品をリリース後、彼らは五大ドームTOURに出る。今、チケットを取るのが難しいと言われているが、ぜひコンサートも体験して頂きたい。私も以前東京ドームのコンサートに行ったことがあるが、あっちこっちにステージがあり、ものすごく楽しかったことを思い出した。笑って、泣けて元気をいっぱいもらえる彼らのステージと同じぐらい、この作品もまたエネルギー度の高い作品だ。(Rooftop:やまだともこ)

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