ムード歌謡グループ"純烈"より、待望の第二弾シングル『キサス・キサス東京』のリリースが決定した。「この平成の世にムード歌謡の良さを伝えたい」という願いが詰まった今作。作詞に氷川きよしの『ときめきのルンバ』や天童よしみの『人生みちづれ』で日本作詩大賞を受賞した水木れいじ氏。作曲は、小柳ルミ子の『お久しぶりね』や桂銀淑の『ベサメムーチョ』など数々のヒットを生んだ杉本眞人氏。編曲は荻野目洋子の『湘南ハートブレイク』や小泉今日子の『常夏娘』などを手がけた矢野立美氏と、豪華布陣が揃った。1曲目の『キサス・キサス東京』はイントロのトランペットが豊かな音を奏で、続いてリードボーカルを執る白川裕二郎の色気のある歌声が聴こえる。前作の『涙の銀座』から1年、白川の歌声はより艶っぽく色っぽくなっていると感じるのは私だけではないはずだ。バックのコーラスもそれぞれの主張は強くないものの、グルーヴは充分に伝わる。
　私もそうであったが、ムード歌謡と言っても馴染みのない方が多いだろう。でも、一度聴いて欲しい。きっと心に響くものがあるはずだ。（Rooftop：やまだともこ）

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