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トップレビューSUPER BEAVER / SUPER BEAVER

SUPER BEAVER / SUPER BEAVER

2010.11.01   MUSIC | CD

ESCL-3499 / 2,000yen (tax in)
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 SUPER BEAVERの3rdミニアルバム『SUPER BEAVER』が10月6日にリリースされた。今回、初めてバンド名をそのままアルバムタイトルに付けたという点を含め、今の彼らが一番良い形で表現できた作品だということは一目瞭然だろう。前作の『幸福軌道』ではギターの柳沢亮太がボーカルを執ってみたり、いろいろと試行錯誤した様子が覗えたが、今作は「これが今のSUPER BEAVERだ」と言わんばかりの楽曲が揃っている。映画『ソラニン』の挿入歌に使われた『ささやかな』にあるフレーズにはハッと思う部分があった。この曲は、ささやかな幸せを噛みしめよう、という曲ではない。ささやかな達成感で満足せずに、もっと前に進もうという意味が含まれているのではないかと私は思う。また、『まわる、まわる』では、誰もが感じている押し潰されそうな不安とか、藻掻いて藻掻いてもなかなか見つけられない光を一生懸命探している様子が赤裸々に綴られており、それでも生きるんだという強い歌詞になっている。その反面、渦巻く苛立ちや不満を吐き出した『リフレイン』など、全曲を通して、嘘も隠し事も一切ない4人が表現されているように思う。立ちはだかる現実に焦り悩んだからこそ、ここに辿り着く事が出来たのだ。暗闇から見えた小さな光に向かって、改めて歩み出そうと決めた彼らから生まれる次の作品も楽しみでならない。(Rooftop:やまだともこ)

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