ある休日の午後。窓を開けると、風が連れてくるほのかな洗濯物の香り、耳に入ってくるキセルが心地よく、思わぬ所で幸せを実感。出会った頃から変わらない、まるで職人さんのような頑固なこだわりはそのままに、作品を出す度、新しい事にチャレンジしている姿勢は毎度感服する。決して活動はハイペースではないけども、フジロックやライジングサン、カウントダウンジャパンなどの大型フェスへや、海外ライブへの出演と、その活動の幅は広がって来ている。その音楽活動によって、着実にリスナーを増やしている様子は一目瞭然。
忙しない日々は自分が思う程綺麗な出来事ばかりではなく、目を伏せたくなる事もある。だけど、キセルのように芯がある音楽を耳にすると、救われた気持ちになるのは私だけでしょうか。7/1福岡BE-1から7/10赤坂BLITZまで続くツアーで、この作品の音像をどのようにライブで表現するのか非常に楽しみな今日この頃です。(ロフトプロジェクト:樋口寛子)