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トップレビュー『伝説巨神イデオン接触篇・発動篇』人には言えない気持ちを肯定してくれて、自宅に居なければならない鬱屈とした気分を晴らしてくれる #とにかく癒されたいときのカルチャー

『伝説巨神イデオン接触篇・発動篇』人には言えない気持ちを肯定してくれて、自宅に居なければならない鬱屈とした気分を晴らしてくれる #とにかく癒されたいときのカルチャー

2020.04.12   CULTURE | CD

伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇

人には言えない気持ちを肯定してくれて、自宅に居なければならない鬱屈とした気分を晴らしてくれる

 人と人同士はなぜ理解し合えないのか。例えばそれは仕事であったり、家庭であったり、教室の中であったり、あるいはタイムラインでも…。
 そんな空気感や心の機微を考えることが好きで、現代詩やコラージュに落としこんで創作をしている「からすやま るい」です。
 
 さっそく“癒し”とはかけ離れた語りで書き始めてしまいましたが、「非常事態」だというのに少しワクワクした心境になってしまうことや、“いっそ全部終わってしまえば良いのに…”(その全部という言葉の中に具体的なイメージは特に無い)と感じることはないでしょうか。
 誰かに気をつかったり、または叩かれる・炎上するのでは…と思いなかなかツイートしたり、人には言えないけれどそういう願望や思いを抱えている人は少なからずいるのではないかと思います。
 
 そんな気持ちを肯定してくれて、尚且つ現在のこの自宅に居なければならない鬱屈とした気分を晴らしてくれるのが『伝説巨神イデオン接触篇/発動篇』です。
 イデオンは『機動戦士ガンダム』を手掛けられたことでも知られる富野由悠季監督による作品なのですが、ガンダム同様にテレビ版放映時は視聴率的に苦戦し全39話という短さで打ち切られてしまいました。
 その後劇場版として再編集されたものが接触篇、テレビ版のストーリー展開に補足するような形でつくられたものが発動篇という形になっています。
 
 「イデ」と呼ばれる伝説の無限エネルギーをめぐり、本来は同じ種族であるのにそれに気づくことなく人類同士がお互いを”異星人”と勘違いしあって戦い合う。
 そしてモブや主要人物問わず容赦無く人々は宇宙に散っていき、その度に悲しみがイデのゲージを上昇させてイデオンはどんどん不思議な現象を引き起こします。
 
  観終わった後に”癒し”を感じられる作品なので、是非ともこれ以上のネタバレに触れる前に観て!!!!!
 

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