4週連続で全米興行成績1位に輝いた大ヒット映画
キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンス。先鋭的な映像センスと、ノイズを活用した音響により、シリアスかつダークな独特の世界観を描いている。
GLUTTONY(暴食) GREED(強欲)SLOTH(怠惰)LUST(肉欲)PRIDE(高慢)ENVY(嫉妬)WRATH(憤怒)シナリオを書いたアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーは、毎日のように強盗や殺人が起こるニューヨークでの生活に心底ウンザリし、そんな日常に対して“見て見ぬ振り”を決め込む社会の態度にも辟易していた。我々人類は、日々「七つの大罪」を犯しているのではないか。そんな考えが『セブン』着想に繋がっていったことは、想像に難くない。(Loft PlusOne West:一村)