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中村淳彦「女子大生風俗嬢ー若者貧困大国・日本のリアルー」- 「風俗をやって本当に良かった」彼女たちが異口同音に語る理由

2020.03.02   CULTURE | CD

朝日新書
760yen+tax

「風俗をやって本当に良かった」彼女たちが異口同音に語る理由

 
 「風俗をやっている女の子ほど本気で就職活動するんです。この時のために頑張ってお金をためてきたって」「いまや、風俗で働く女の子だけがまともな生活を送っている!? 学生たちを蝕む超貧困の衝撃!」これが本の帯に書かれたキャッチコピーである。現代、女子大生のパパ活ブームや、性風俗で『女子大生』という単語をよく耳にする。しかし、女子大生に注目が当たるのは、今に始まったことではなく、女性の大学進学が一般化した1980年代あたりから女子大生は男たちにとって高嶺の花として存在し続けていた。ただその頃と違うのは、今、風俗店に在籍している女子大生の多くが、国立大学、六大学、GMARCHという高学歴の学生でであり、働く理由も15年前の羽振りが良かった時代と違い、現在は生活するため、学費を払うために自分の意思で体を売っている。現代の若者の超貧困に焦点を当て、筆者が「日本はもう壊れている」と断言するワケは!?(LOFT HEAVEN:しろたまゆこ)
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