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トップレビュー「パニッシャー シーズン2」- 最良の「パニッシャー」映像化を企業の論理で終わらせないで欲しい...

「パニッシャー シーズン2」- 最良の「パニッシャー」映像化を企業の論理で終わらせないで欲しい...

2019.02.15   CULTURE | CD

NETFLIXで配信中

最良の「パニッシャー」映像化を企業の論理で終わらせないで欲しい… 

 
 ついに配信されたパニッシャー最新シリーズ、復讐を終えひっそり暮らしていても、弱者や悪事を見捨てられぬが故に窮地に陥り、それを持ち前の殺人術で切り抜けていく…。そんな彼の魅力が存分に描かれている。宿敵や新キャラの登場だけでなく、彼のロマンス的な要素も描かれ、いよいよここから! てな所だが…そんな中NETFLIXのマーベルドラマの打ち切りや終了が相次いでいるのだ。マーベルの親会社ディズニーが独自に動画配信を始める事と無関係ではなかろう。正直ディズニーの利益優先の作品や観客を置き去りにした「作品のコンテンツ化」が顕著である。その現象はマーベルやスターウォーズだけでなく「ダンボ」などの名作アニメの実写化など、自社本来の資産にまで及んでいる。このまま自らを食い尽くさんばかりのディズニーの行く末も興味はあるが、大会社の論理の犠牲になるのはいつも作品とその作品を愛する観客であるのもまた事実なのである。(多田遠志)

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