新井英樹の代表作『宮本から君へ』。時代を超えて愛されている名作なので今更説明不要ではありますが。元サラリーマンという作者の体験も盛り込まれた本作は、バブル期での連載にも関わらず当時全盛のトレンディ路線とは違い、異常な熱量をもつドラマとなったため一部では拒否反応もあったそうです。そんなことあるのかと思うのは、僕がファンだからなのか当時の時代背景によるものなのか。ただ、今尚支持され、連載終了から24年たった今年にドラマ化と、やはり人の心を打つ力を持っていることは疑いようのない事実。宮本浩の不器用で泥臭いドラマは、時代に関係なく心を打ちます。未読の方は一度、この作品の持つ熱に充てられてください。
※8/8(水)に作者である新井英樹さんとTVドラマで監督を務められた真利子哲也さんを招いてのトークイベントをAsagaya/LOFT Aにて開催決定!! (LOFT/PLUS ONE:柏木聡)