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-19世紀ロシア帝国時代、死者の瞼に瞳を描き写真に撮ると、魂が写真機の銀板に保存されるという説があった。その魂は、新しい肉体(という名の犠牲者)へ乗り移り、死者が蘇り続けるという。-
物語は主人公が婚約者の実家に向かうところから始まります。田舎町、古くて大きな洋館、監視をしているような家族の視線、もちろん森の中、状況は完璧。観客の予想通り、その家こそが死者蘇りの儀式を行っていた一家です。やったー最高、過去の因縁モノ大好物。
半ば強引に花嫁衣装を着せられ、棺桶に閉じ込められる主人公。美しいはずの白衣装が泥まみれになっていく様は普通に不気味。因縁を断ち切ろうとした彼は監禁されてしまい…って、ヤバイ家系だって知ってたのなら彼女を連れていくなよ! と、つっこみどころが多すぎるのはホラーの醍醐味なので気にしません。ロシア語の発音と音楽がホラー映画と相性抜群なので見る価値あり。ロシア産ホラー、キてます。(成宮アイコ)