ゾンビパラダイスゲームシリーズ最新作「デッドライジング4」は、街に溢れるゾンビの群をぶち殺していくシリーズ本来の魅力の原点に立ち返ったモノになっている。今までのシリーズは時間制限ありのシビアなものだったが、今回は時間制限を廃し、オープンワールド化させプレイの爽快感を重視している。プレイヤーはゲーム内で存分にゾンビ無双プレイを楽しめる。バカゲー度も増し増しで、電気オノなどのカスタム武器や、サメの着ぐるみや女装などのバカな衣装でゾンビを蹴散らしていける。その辺のゾンビを捕まえて2ショットセルフィーまで可能。いったい何のゲームをやっているのかわからなくなるくらいのバカゲーである。緊張感と映画的演出満点の完全新作として生まれ変わった「バイオハザード7」と、ゾンビオープンワールドの楽しさをより追求していく「デッドライジング4」…カプコンのゾンビゲーム最新作2本はジャンルの双璧となる作品だ。(多田遠志)