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蓮實重彦 / 伯爵夫人

2016.08.01   CULTURE | BOOK

新潮社
1,728yen(tax in)

 三島賞の不機嫌会見最高! あれでどんな難解小説かとブルってる人が居たら惜しい。なぜなら元東大総長の超絶インテリが80にして手すさび感覚で書いた、まごう方なきエロ小説なんだから。新鋭! と祭り上げられ、恥ずかしくて「何の悪い冗談だ」てことかと。文学・歴史知識を何も知らず素で読んでも爆笑、まさに艶笑。だって金玉潰しのお龍という名の諜報部員とか喘ぎ声が「ぷへー」とか、コス美少女にいたぶられ、つるぺた萌えまであり某卑語が「おみお玉」! 外読み危険レベル! まさか先生漫画を嗜むと思えないのですがパタリロと江川達也の東京大学物語思い出す、スパイ合戦・エロ妄想に次ぐ妄想本筋は?! 一つトリビア。「文士気取りの虚弱児童の平岡はまんこには反応せずドブにはまった魚売りにエレクチオ(勃起)しやがる」と同窓生をケナしますが、コレ、三島由紀夫! 本名平岡ここまで揶揄して三島賞! ここは記者突っ込んでほしかった(尾崎未央)

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