最近は『パシフィック・リム』など、日本の特撮から多大な影響を受けた作品が多い。ゲームでも同様の大作が発売される。それが『タイタンフォール』だ。未来の宇宙開拓時代、資源を巡って企業と開拓民たちの熾烈な争いが起こり、その戦闘には「タイタン」と呼ばれるロボットも導入された…。そんな兵士の戦闘とロボットものが融合した作品になっているようだ。タイタンの機動力、火力は強大だが、兵士側もジェットパックでハイジャンプしたり高低差や地形を生かした移動能力を持つ。視界が制限されているタイタンの火線をかいくぐり、弱点の存在する背面部や機関部を狙ったり、コックピットをジャックして乗っ取る事まで可能だ。歩兵→タイタン間の乗り換え、危機になったらタイタンから離脱して戦闘を続けられるシステムなどは、『装甲騎兵ボトムズ』などの日本の諸作品を彷彿とさせる。これからもこういった作品は増えていくのではないだろうか。(多田遠志)