Rooftop ルーフトップ

REVIEW

トップレビューロボコップ

ロボコップ

2014.03.05   CULTURE | MOVIE

3月14日から公開

 『ロボコップ』と言えば皆が想像するのはポール・バーホーヴェンのオリジナル版だろう。筆者も公開時に映画館で観て、余りの感動に3回見たくらいの傑作である。バーホーヴェン作品では最近これまた傑作の『トータル・リコール』もリメイクされ、惨憺たる結果だったのは記憶にも新しい。本作も、オリジナルの狂った未来感などのコミカルな要素は減少しているようだ。やはりオリジナルは偉大だ。しかし、だからと言って本作がつまらない訳ではない。ロボコップの特徴的な銀色も戦術的に黒色を選択する過程も描かれているし、なにより監督は世界最凶のブラジルのスラム、ファベーラを舞台にした特殊部隊の戦いを描いた傑作『エリート・スクワッド』『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』等で知られる、ジョゼ・パジーリャ。彼が新世代のロボコップ観を描き出している。今後の作品が楽しみな監督だ。(多田遠志)

関連リンク

CATEGORYカテゴリー

TAGタグ

RANKINGアクセスランキング

データを取得できませんでした

休刊のおしらせ
ロフトアーカイブス
復刻