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愛国者の憂鬱/坂本龍一・鈴木邦男

2014.03.05   CULTURE | BOOK

金曜日
1,470yen

 今月も沢山本を読んだ。書評のセレクトに困るくらいだ。なんとも今、「アベ鬱」という言葉が一部ではやっているらしい。安倍政権はきわめて右派的な政策(原発推進、秘密保護法制定、集団的自衛権容認など)を議会の安定多数をバックに強引に推し進め、日本をいわゆる「戦争ができる国」にしようとしているのだ。武器輸出三原則を変え、今まで人殺しの武器を外国に売らないという国是も変えようとしている。困ったものだ。新右翼の鈴木さんと音楽家の坂本龍一も憂鬱に違いない。「まさか世界の坂本龍一と対談できるとは思っていなかった。今でも信じられない思いだ」と鈴木邦男があとがきで語るように二人とも気合いが入っている。本書は発売と同時にすぐ増刊になった。ロックファンが買っているそうだ。坂本さん、鈴木さんが「右翼」というのでちょっと緊張している感じがだんだん乗りに乗ってくる。天皇、音楽、原発、憲法、ヘイトスピーチ……あらゆる問題を10時間以上論議したとある。喋る言葉も安易で読みやすい。名著だ。(平野悠)

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