秋田書店 / 552yen
美少女ヒロイン早川さんは既に幽霊で喋らない…という珍しい設定のホラー漫画シリーズ。著者は「うぐいす祥子」名義でトラッシュカルチャー誌「TRASH-UP!!」等で活動、「闇夜に遊ぶな子供たち」の著書あり。デビュー単行本名からも判るように映画オマージュは以前から満ち満ちていたが（今回特に冒頭話）、遂に実録殺人／事件も織り込んでキター！！ それも誰もが知ってる超有名なのと、今の若い人は知らないだろってマニアックなのと。早川さんは超かわいいし（ツインテ風味コマ悶死）、オカルト研究会の女子会長超サバイバルがおかしいし、オカ研の日枝は容貌も名も諸星大二郎の「妖怪ハンター」由来！ ネタバレになるから書けないのがもどかしいけど、8話の元ネタは最後のコマに出てくるモノと「宗教」で検索かけてみてください、ネット黎明期に信じられない事件が昔実際にあったんです。もう色々嬉しく懐かしくツボ刺激！ 遊び紙の、血を垂らす紅薔薇を持つ早川さんも最高にキュート、壁紙にしたい！（尾崎未央）
