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トップレビュー群馬のおきて グンマーを楽しむための52のおきて/群馬県地位向上委員会、北村ヂン

群馬のおきて グンマーを楽しむための52のおきて/群馬県地位向上委員会、北村ヂン

2013.11.06   CULTURE | BOOK

泰文堂 / 952yen

 2012年都道府県の魅力度ランキングで47位(つまり最下位)に位置づけられた群馬県は今テレビや雑誌、ネット界隈では「未開の地グンマー」などと呼ばれているらしい。都会でも田舎でもない中途半端な感じがむしろマイナスなのかもしれないが、まあ悪名は無名に勝るというのが昨今のネット社会でもあり、最下位の称号を逆手にとっていま最も注目度が高い県となっているのだ。そんな昨今のグンマーブーム?の決定版とも言えるのが本書「群馬のおきて」だ。全員群馬県人で構成された「群馬県地位向上委員会」が、名物や暮らし、県民性など群馬県の魅力を、「名物をきかれてもねぎとこんにゃくぐらいしか思い浮かばない」「海へのあこがれが尋常でない」「居酒屋の駐車場が異常にデカイ」といったあるあるネタで面白おかしく紹介しているのが本書の特徴だ。他県人でも普通に楽しく読めるが、これを自虐的に笑ってしまえるのが群馬県人の懐の深さなんだろうか?(加藤梅造)
 

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