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映像化不可能とまで言われたファンタジー映画の金字塔、「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の前日譚、ホビットが世界を統べる指輪を手に入れるまでの冒険を描いた『ホビットの冒険』、これを映画化したのが今回の『ホビット』である。大人向けに歴史書のように書かれた『指輪物語』よりも以前に書かれた子供向けの書籍であった『ホビットの冒険』なのだから、今回は世界の運命とか小難しい事は言わないでアクション満載！ ゴブリンやトロル相手にチャンバラ三昧！ …とかなり面白く仕上がっているのに、劇場は閑散としている…。やはりエルフとか人間とかの長身イケメンが出ないと（女性）客は来ないのか…？ 実に面白いのだが。気になるのは原作が『指輪〜』の３分の１くらいの分量しかないというのに、同じ三部作が予定されている事だ。ペース配分は大丈夫なのか？ まぁ、完結まで死ねない事は確かである。（多田遠志）
