今回、ご紹介するのは暴露自伝本『I AM ZLATAN』とフットボールプレイヤー、ズラタン・イブラヒモビッチ。母国スウェーデンで発売されると同国のハリーポッター売上部数を遥かに凌駕する50万部、その他欧州各国で出版され映画化の話もあるとか。テコンドー仕込みのアクロバティックなプレーで、所属クラブを全て優勝に導いた優勝請負人でありながら、歯に衣着せぬ発言や暴力行為でピッチ内外問わない問題児。サッカー界の江夏豊と言えば分かりやすいかも。長嶋茂雄の珍言、野村克也のぼやき、落合博満の俺流発言など、名選手には独特の言い回しが不可欠ですが、本作にも彼の性格が表れたユーモア溢れるズラ単語?の数々が沖山ナオミ氏の翻訳により綴られており、彼を知らなくても楽しんで頂けるかと。合わせて現在、彼が所属するフランスのPSGの試合をご覧頂けると、より楽しんで貰えると思いますよ。(Asagaya/Loft A 金井)
I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝/ズラタン・イブラヒモビッチ、ダビド・ラーゲルクランツ、沖山ナオミ
2013.01.08 CULTURE | BOOK