マンガ家・ろくでなし子が自身の女性器を型取り、デコレーションする『デコまん』作りに目覚めるまでを綴ったコミックエッセイ。「お尻の方までジャングルで」「こんなモノを男に見せた日には」と、己の陰毛について悩み始めた氏は、レーザー照射をし見事成功。ところが、あらわになった小陰唇を見て「ニワトリのアゴ下みたいなビラビラ」で気持ち悪いと、小陰唇縮小手術（相場15〜25万也）を決行。「焼とりのハツみたいだった」ビラビラを取り除き、綺麗になった女性器を「全世界の人にお披露目したい」と、なぜかアソコを型取りして作品にすることを思いつく。人間誰しもが抱えるシモに関するコンプレックスを、見事作品に昇華させた稀有な一冊。巻末に『デコまん』写真集が収録されているが、ジオラマのゴルフ場の真ん中に女性器を大胆に配した『ジオラまん』や、クリトリス部分にLEDライトを付けた『ライトまん』など、どれも一様にクダラナイ（もちろん褒め言葉です）。早く世界で評価されることを心待ちにしてます。そしてまたプラスワンに出て下さい（笑）。（ロフトプラスワン石崎）

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