ゴスの洗礼を受けしロックンロールロリータ、襲来。

 

2024年に東京で活動を開始し、ナイトメアポップを掲げるロックバンド、sadchelseaが2nd EP「Vanitas」をリリースした。今作にはドラムに鹿島耀（sleepinside）、ベースに真昼（ex.Cata）が参加している。

 

sadchelseaはVo/Gtの黒宮華、Gtのpaulの二人で活動を開始。ダークで破壊的。時にメランコリー。そんな闇を揺れ動く世界観を徹底するため「ナイトメアポップ」という唯一のジャンルを掲げ活動している。

 

今作は「恨みと虚ろ」をテーマに、愛と破滅に憧れる少女像を表現。毒気のある歌詞に甘くキャッチーな旋律をVo.黒宮華独特のウィスパーボイスで描き出す。サディスティックなロックサウンドにダークファンタジーな世界観が調和し、近年再び注目を集める90年代~00年代カルチャーやゴスを彷彿とさせつつも独自のスタイルを確立している。

 

光と闇、夢と現実、天使と悪魔──そのすべてがポップに交錯する一枚。

リスナーをsadchelseaの「ナイトメア」へと誘う。