幽体コミュニケーションズが、1stアルバム『文明の欠伸』を本日5月14日(水)にリリースした。
本作には親交のある君島大空を共同制作者、宮田あずみ(Conrabass)を客演として迎えた「hito」などを含む全12曲を収録。幽体という浮遊し自由をイメージさせる言葉。疎通、共有のコミュニケーションがアーティスト名としてある彼らの初めてのアルバム。
詩才への評価が広がるpayaが向き合い試行錯誤してきた“言葉”という存在をいかに原理的にフラットに表現に繋げるのか。答えを出すためではなく、思考し続けるために様々な音楽的アプローチで表現。難しさは一切無く、メロディ、楽器、詩への興味を呼び起こす全12曲からは、3人の表現者としての真摯な姿を奥底に、音楽を充分に感じられる、答えでは無いことがより興味を惹き魅力的な1枚となっている。
そしてアルバムのリリースに併せて、YouTubeにて【『文明の欠伸』(Full Songs Video)】が公開された。アルバムに収録される12曲(ボーナストラックを除く)が全編視聴できる映像となっており、「曲間の時間を含めてアルバム1枚を体験してほしい」というメンバーの想いが込められている。
▼『文明の欠伸』(Full Songs Video)
また、6月14日(土)には東京・WWWにて、6月28日(土)には京都UrBANGUILDにてリリースを記念した公演が開催される。君島大空トリオをゲストに迎える東京公演はチケットソールドアウト、京都公演はバンド史上初のワンマンライブとなる。
paya(Gt,Vo)コメント
「文明の欠伸」
一体これは何だろうか?
いつのまにか僕の中で暮らし始めていた言葉だが、その素性は僕にも分からない。そしていつしかその言葉は、僕の生活の端々、それから歌や詩の中に脈絡もなく現れるようになった。何の前触れもなく、何の意味も背負わず、ごく自然に──まるで欠伸が出るみたいに──。
「文明の欠伸」。この言葉を中心において、その重力のもとに集まった音や言葉を纏めれば、その正体が分かるかもしれない。
集まった音と言葉は次第にいくつかの曲となり、「文明の欠伸」の周囲を公転し始めた。偶然にもできた曲の数は13。太陽系に属する惑星と準惑星を合わせた数と同じだった。
それぞれの曲は、文明が見せる様々な表情を描いたポートレートのようで、音からは地球の匂いがした。
結局のところ「文明の欠伸」が何なのかは、分からないままだ。このアルバムを文明の中に投じて、返事を待つしかない。たくさんの人に聴かれ、たくさんの人の言葉が与えられるのを、待つしかない。そのようにして生まれる輪郭がどんな風か、僕は知りたい、と、思う。
商品情報

Live Info.
『文明の欠伸』Release Party
2025年6月14日(土)東京・WWW
<出演者>
幽体コミュニケーションズ / 君島大空トリオ
2025年6月28日(土)京都・UrBANGUILD
<出演者>
幽体コミュニケーションズ ※ワンマン公演