kurayamisaka、全編16ミリフィルムで撮影された最新曲「sekisei inko」のMusic Video公開。"高校生活が終わり、上京前の最後の休日"を描く

2025.04.18

4月9日にデジタルリリースされたkurayamisakaの約1年ぶりの新曲「sekisei inko」のmusic videoが公開された。

新しい環境への期待や不安で、そわそわする気持ちに寄り添うことをテーマに歌詞を書いたという楽曲。その情景が、16ミリフィルムの温かい質感によって美しく表現されたMusic Videoに仕上がっている。

▼「sekisei inko」Music Video

https://www.youtube.com/watch?v=dBOT-TLz0Zg

今回、総監督を務めたのは、kurayamisakaと初めてタッグを組む室谷惠。

彼が楽曲の持つ世界から着想を得て描いたのは、「高校生活が終わり、上京前の最後の休日」。もう制服を着ることはないが、まだ高校生でもある──そんな曖昧な時期。特別なことをするわけではないが、すべての出来事が「最後」になる一日。いつもの町、商店街、自転車で走る道。それらが少しずつ「もうすぐ離れる場所」になっていく。「この日常が当たり前じゃなくなる」──そんな思いを胸に過ごす、とある高校生の一日を追った映像作品である。

kurayamisakaは2022年に東京⼤井町で結成された5⼈組ロックバンド。00年代オルタナとJ-POPが無邪気に混ざり合ったかのような楽曲にファンが急増中。

昨年の『FUJI ROCK FESTIVAI '24』ROOKIE A GO-GOステージでも圧巻のパフォーマンスを見せ、今年に入ってからは英メディア『NME』の“THE NME100 Essential Emerging Artists for 2025”に⽇本⼈アーティストで唯⼀の選出、Rolling Stone Japan「Future of Music」でも2025年「日本代表」に選ばれるなど海外での評価も高い。

自身初の全国ツアーの開催も先週発表されたばかり。2025年、kurayamisakaの躍進に期待したい。