静電場朔 feat. DÉ DÉ MOUSEの『STYLISH ラヴ』が本日1月23日(木)より配信開始となった。
北京出身、原宿を拠点にユニークな表現活動を展開するマルチアーティスト、静電場朔(読み:セイデンバサク/英表記:D!an)が、東京の音楽シーンをリードし、常に新たな挑戦を続けるDÉ DÉ MOUSEとの初コラボ曲を発表。
▲DÉ DÉ MOUSE
静電場朔は、音楽ユニットDianとしてロンドンエレクトリシティや中国のラッパー小老虎(J Fever)とのコラボ、明和電機との共演を成功させるなど、シーンの中で独自の存在感を放ってきた。同時にアート作家としての評価も高く、中国の現代美術館で大規模な個展を開催し、台湾の個展や日本のトリエンナーレにも参加。また、映像作家としてはコンセプト設計から編集までトータルディレクションを手がける一方で、インフルエンサーとしても活躍するなど、その独自の感性と表現力で多方面で活躍中。
イベントでの共演をきっかけに実現した今回の楽曲は、DÉ DÉ MOUSEらしいカットアップサンプリングボイスやシンセサウンドに、静電場朔の透き通る声が印象的なダンサブルなトラック。妄想の世界に翻弄される「ロマンチック」な世界観のPVは、静電場朔ディレクションによる作品でこちらも必見。
また、静電場朔のトータルディレクションによるミュージックビデオは明日1月24日(金)14時に公開される。
静電場朔による映像のコンセプト解説
私は、かつて恋愛ゲームの中に登場した完璧なキャラクターのことを思い出していました。決して触れることのできない理想の存在だけれど、間違いなく私は、心の中で完結する恋愛体験をしたのです。
「Stylish ラヴ」のMVには、“唯一無二の愛”という意味と、新しい時代が生み出した“疑似的恋愛”、二つの意味を込めました。
愛はかけがえのないものだけれど、時に孤独を深めることもあります。私が愛したあの人は、私が描き出した自己理想の姿なのではないか? 相手がいてこその恋愛のはずなのに、その相手を通して、自分を見つめていたのかも?
この楽曲は、そんなロマンチックで難解な問いを投げかけています。
ギリシャ神話のナルキッソスは、池に映る自分に恋をし、溺れて水仙の花に変わりました。「ナルシス」は自己と自己のカップリングを表す概念です。このMVではその象徴的なテーマをデジタル時代の視点から再解釈し、新たな「ナルシシズムの物語」を紡いでいます。— 静電場朔