自由奔放に即興演奏を続ける音楽集団、野流。11月6日(水)に『Estuary』を造園計画から配信リリースする。
今作は世界4カ国から発売される2ndアルバム『For Damage』と、1stアルバム『梵楽』をつなぐ1.5枚目のアルバムとなっており、岡田拓郎、池田若菜(The Ratel)をはじめ、数多のミュージシャンが参加した即興演奏をもとに編まれた、スピリチュアルな音響作品。
フルートとアルトサックスが紡ぐシルキーで静謐な室内楽的な音響、箏の響きがもたらす純邦楽的な物悲しいエキゾチシズム、寂れた浜辺を思わせるハワイアン・ニューエイジ、河岸を行き過ぎる数々の音場を通過し、サイケデリクスとスピリチュアリティの奔流は俗世の景色を見送る。
「造園計画」代表・島崎コメント
固定メンバーを最小限に抑え、音源制作やライブ演奏のたびに参加者を入れ替え、自由奔放に即興演奏を続ける音楽集団野流。日本を代表するギターリストである岡田拓郎をはじめ、現代音楽、クラシック、ジャズ、純邦楽など、あらゆるジャンルから幅広い音楽家が参加したことで、彼らの根幹に刻まれている荒々しいサイケデリックな精神性は、より多彩で清らかでスピリチュアルな音楽性へと精錬されている。今作は、彼らの1st Album『梵楽』と、2nd Album『For Damage』をつなぐ1.5枚目という微妙な位置づけを持つ作品だが、その「微妙さ」のなかには両作に還元されない可能性が秘められている。
【野流プロフィール】
2023年に1st Album『梵楽』を造園計画よりカセットテープでリリース、同年の「レコードの日」にてレコード化。2nd Album『For Damage』は、国外4カ国のインディペンデントレーベル共同で2024年10月にレコードとしてのリリースが予定されている。
Acid Mothers Templeのギターリスト河端一を始め、サイケデリックシーンと交わりつつも、岡田拓郎、んoonのボーカリストJCなど、あらゆるジャンルの重要人物と即興演奏を行いながら、その活動範囲を広げている。