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⾼野寛がデビュー35周年を記念したニューアルバム『Modern Vintage Future』を11⽉27日(水)リリース。YMOチルドレンとして随筆集も刊行

2024.10.07

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日本ポップス界の至宝、高野寛の5年ぶり、デビュー35周年記念となるニュー・アルバム『Modern Vintage Future』が11月27日(水)に発売される。
 

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本作はコロナ禍中から作り溜められた楽曲が一つのアルバムとして結晶化したもので、今もなお混沌が続く2024年、この世界に放たれる。
自身初となる全編エレクトロニックの打ち込み主体の作品で、随所に自身が影響を受けたYMOへのオマージュが散りばめられている。ミックスはAOKI TakamasaとHAAS(高野寛の別名義)、マスタリングは盟友・砂原良徳が担当。
 
CDは紙ジャケに豪華フォトブックレットを封入した仕様で、ボーナストラックを含めた全15曲を収録。またブックレットには本人によるセルフライナーノーツも収録。

高野寛からのコメント

30周年を終えた翌年、2020年。世界は突然コロナ禍に覆われた。
ライブの場を失ったミュージシャンはうろたえた。僕もその一人だった。
有り余る時間を使って、宅録を始めた。
あてもなくひたすら曲を創り続けた。大学生の頃に回帰したような気持ちだった。
気持ちを鎮めるためにアンビエントも作った。深い海に潜るように静かに暮らした。
そして、できたばかりの曲をbandcampで配信する日々が続いた。
ファンからのリアクションは、デスクトップと世界を繋ぐ糸電話のようだった。
 
永遠に続くかと思われたコロナ禍に、多くの友人・知人・恩師がこの星を去った。
それでも世界は少しずつ日常を取り戻していった。
同じタイムラインにあるはずなのに、コロナ禍という高い壁に阻まれて、
あの頃と今は、素知らぬ顔をして、まったく違う世界になっている。
それでも、日々は続いてゆく。
 
2024年、35周年が巡ってきた。
この数年書き続けた曲には、YMOや高橋幸宏さんの影響が強く滲んでいた。
これまでを振り返る75000字のエッセイを書き下ろした。
そして、新しいアルバムを世に送り出す。
「Modern Vintage Future」は、あの頃描いた未来と、今を繋ぐ音。
 
高野寛(2024.10.7. デビューの日に)
 

続くイエローマジックカバー高画質.jpg

また11月11日(月)には、高野寛が音楽を通して出会ったかけがえのない人々との交流を綴った随筆集『続く、イエローマジック』をミルブックスより刊行。
本書は様々な音楽家たちと交流しながら、音楽と真剣に向き合ってきた高野寛が、YMOを軸にしながら音楽家としての歩みを綴った随筆集。
これまで語ることのなかった心のうちを包み隠すことなく記しただけでなく、昭和・平成・令和を巡るYMOを中心としたポピュラー音楽史としても貴重な内容がギュッと詰まっている。
装画は雑誌『& Premium』の音楽特集号の表紙も話題となった人気イラストレーター、服部あさ美による描き下ろし。文中にも登場する、15歳の高野寛青年がYMOチルドレンになったその瞬間を描いた。
 
【高野寛プロフィール】
1964年生まれ。大学生の頃から宅録による創作を開始。1988年、高橋幸宏プロデュースによるアルバム『hullo hulloa』でソロデビュー。1990年発表のトッド・ラングレンのプロデュースによるシングル「虹の都へ」がオリコン2位を記録。2019年までにベスト盤を含む22枚のソロアルバムを発表。
ソロ作品の他、宮沢和史らと結成したGANGA ZUMBA、高橋幸宏・原田知世らと結成したpupa、BIKKE・斉藤哲也と結成したNathalie Wiseなどのバンドでも活動。世代やジャンルを超えたアーティストとのコラボレーションも多数制作している。
ギタリストとしてもYMO、高橋幸宏、細野晴臣、TEI TOWA、星野源を初めとした数多くのアーティストのライブや録音に参加し、坂本龍一や宮沢和史のツアーメンバーとして延べ20カ国での演奏経験を持つ。
2024年春・デビュー35周年を期に、ミニマルやアンビエントを中心としたソロユニット「HAAS a.k.a. Hiroshi Takano」も始動。数年間のワークスからコンパイルしたインストアルバム「Calm/hibinohibiki」をカセットとbandcampでリリース。写真と⾳の展覧会「Calm/hibinohibiki」を目黒区のギャラリー・JULY TREEにて開催。
11月にアルバム『Modern Vintage Future』リリース、書籍『続く、イエロー・マジック』を上梓。多方面で精力的に活動を行なっている。

商品情報

Modern Vintage Future

2024年11月27日(水)発売
価格:税込 3,000円(税抜 2,727円)
ダウンロード価格(税込)通常:1,833円|ハイレゾ:2,750円
各サブスクリプションサービスで配信予定
品番:UMA-1151
発売元:U/M/A/A Inc.

【収録曲】
01. Loop(初めと終り)
02. 青い鳥飛んだ
03. 僕ら、バラバラ
04. Isolation
05. The River
06. Moment & Eternity(刹那と永遠)
07. Play ▶ 再生
08. Head's Talking
09. サナギの世界
10. STAY, STAY, STAY
11. Windowpane
<CD Bonus Tracks>
12. #105remix
13. 20200102
14. Instant House
15. Breath

続く、イエローマジック

著者:高野 寛
装画:服部あさ美
定価1,300円+税
ISBN978-4-910215-20-4 C0095
四六版・束21mm|256ページ
2024年11月11日(月)頃発売
発行:ミルブックス

【“未来の音楽”と出会い、黄色魔術に罹ったその日から、僕はYMOチルドレンになった】
憧れを追いかけて、音楽に人生を捧げたミュージシャン・高野寛が音楽を通して出会ったかけがえのない人々との交流を綴った随筆集。
15歳の春、YMOに出会ったその日にYMOチルドレンとなり、音楽に人生を捧げた青年は気づけばデビュー35年を迎えていた。
様々な音楽家たちと交流しながら、音楽と真剣に向き合ってきた高野寛が、YMOを軸にしながら音楽家としての歩みを綴った随筆集。

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