ワタナベマモル率いる MAMORU & The DAViESの『ヒットパレード・デラックス』が10月2日(水)に自身のレーベル“MAGIC TONE REOCRDS”より発売される。
2009年に発売されたMAMORU & The DAViESの初期ベスト盤『ヒットパレード』が完売し、入手不可という状態が続いていたが、新規ファンから再販の熱い要望もあり、復刻されることが決定。すべての曲を新たにミックスダウンして、未発表音源2曲と1997年10月28日に下北沢シェルターで行なわれたライブ音源3曲をボーナストラック加えた『ヒットパレード・デラックス』が完成。
不要な音をカットし洗練され、新しくなった名曲ぞろいの完全ベスト盤がここに登場。
先行発売された7inchシングル『8月4日B級劇場』を含む全20曲を収録。
なお、Rooftopではワタナベマモルが『ヒットパレード・デラックス』の制作秘話を語るインタビューを近日公開予定。
『ヒットパレード・デラックス』発表にあたり / ワタナベマモル
2年か2年半ぐらいか、MAMORU & The DAViESの2009年のベスト盤『ヒットパレード』の在庫がなくなってるのに気がついた。
ツアーでもこのアルバムが欲しいとの要望があるので(ありがたいね~)、いつかは再発しようかと考えていた。
昨年の11月に声帯ポリープの手術をうけて一ヶ月程ライブを休む事になったので、ちょうど良い機会だと思い、ヒットパレードの曲を全曲ミックスダウンして再発しようと決めた。
作業を始めているうちに色々アイデアが浮かんできて、「8月4日B級劇場」は60年代のキンクス風にチューバやトロンボーンの音を加え7インチでも出すことにした。
「天才きどり」という未発表曲のデモが出てきたのでそれをB面に入れる事にした(アルバムの方の天才きどりはトラックからアコギだけ使ってハーモニカを加えたバージョンに)。
「百戦錬磨のオトコ」もソウルミュージック風なホーンアレンジを加えたらどうかなと思い、やってみたらいい感じになった。
そして2009年に録音され、何故か収録されなかった「オンボロ列車」のデータもでてきたので、それも収録する事にした。なんでこの曲は2009年の時に収録しなかったのかな?(覚えてない笑)
実は一曲目の「ヒットパレード」だけソングデータが見つからなかったので、AI音声分離ソフトで2トラックの音源からドラム、ギター、ベース、ヴォーカル(コーラス)が分離できたのでそれを使った。AIデビューしました笑。
そんなこんなで、それに1997年10月28日下北沢シェルターのライブ音源がイカしてたので3曲加え計20曲、約71分の豪華なアルバムが完成した。
不要な音をカットしたり、EQ補正や新たにリバーブを加えたり、かなりいい感じに仕上がったと思います。
2009年のと聴き比べてもおもしろいし、初めて聴く人にも良い作品ができたと思います。
沢山の曲をミックスダウンしたのでそれなりに大変な作業だったけど、とても楽しかった。(2024.7.25 / ワタナベマモル)
トモフスキー(TOMOVSKY)推薦コメント
いま、聴いてるんだけどさ、
すごい、音、いいー! こうゆう、質感、大好きな感じ。いやぁ、、すごいなあ、マモルくん。
知らないヒトのために、ちょっと言うと、、、マモルくんはライブではグリグリのロックンローラーで、ウワァー! って、ライブキングなんだけど、実はアルバムの音作りにも、すごい熱量、探究心、向上心を持っててね。お互い同じ時期に、自宅での音楽作業みたいのにハマったんだよ。
最初は、カセットのMTRとかだよね? 演奏は生でも、それをアルバムってゆうカタチにする時に、いろいろあるんだよね、楽しい試行錯誤が。それを面倒くさがると、しょぼい宅録になっちゃったり、あるいは、ライブをそのまま録音した方がマシじゃん? みたいなコトになっちゃって、悔しいんだよ。だから、いろいろ始まるの、すごい試行錯誤が! ライブとは別の、でもライブにも負けない感じを目指す作業の旅。長いよー
で、ついに極めたね! マモルくん。この感じ、このやり方だ! みたいなトコに到達したんじゃん?
すごいや。オレは、まだまだだよー。ああ、すごいな、いつのまに!
さすがだよー、ほんと。カセットコンプみたいな古いあったかい感じもありつつ、ちゃんと輪郭とかクッキリしてて、、何よりも気持ちいい! ナイス! わあああ!
って、、やたら、音のコトばかり触れてしまったけど、、メロディとか歌詞とか、もちろんバッチリだから、マモルくんをこれから知るヒトにも完璧だね、このアルバム! ほんとーに、完成、おめでとー!
【ワタナベマモル プロフィール】
1963年12月4日、静岡県静岡市(旧清水市)に生まれる。1983年「グレイトリッチーズ」を結成し、インディーズレーベルのナゴムレコードより2枚のシングル、キャプテンレコードより1枚のアルバムを発表。1989年にキングレコードと契約しメジャーデビューし、3枚のアルバムと2枚のシングルを発表して1993年に解散。
その後、大木温之(Theピーズ)、トモフスキー、シンイチロウ(the pillows)らとのユニット「MTハピネス」や、トモフスキーのサポートベーシストなど幾つかのセッションを経て、「MAMORU & THE DAViES」を結成。
2010年10月には、甲本ヒロト、トモフスキー、ハッチハッチェル、ギターパンダなどをゲストに迎えたソロアルバム『SESSiONS(セッションズ)』を発表。
2020年に8月には、コロナ禍で苦しむライブハウスへの応援歌「いかすぜライブハウス」を含む4曲入りミニアルバム『いかすぜライブハウス』を発表。
2022年1月には1995年〜1998年に発表された4本のカセットテープ作品をCD化した『PRIVATE TAPES 1995-1998』を、2023年4月には「NO WAR」をテーマにしたスカナンバーの7インチシングル『命の次にロックンロール』を発表。
2024年8月4日に7インチ『8月4日B級劇場』を発表し、同年10月2日には2009年のベスト盤『ヒットパレード』のすべての曲をミックスダウンし直し、ボーナストラックを5曲加えた『ヒットパレード・デラックス』を発表する。
現在までに18枚目のアルバムと2枚のシングルを発表。コンスタントな音源発表と、バンドと弾き語りの両方で年間150本以上のライブをライフワークにしている。
商品情報
ヒットパレード・デラックス
発売日:2024年10月2日(水)
定価:¥3,000+税
品番:MAGI-0018
形態:CD
レーベル:MAGIC TONE RECORDS
【収録曲】
01. ヒットパレード
02. 今週週末来週世紀末
03. ロックンローラー
04. 8月4日B級劇場
05. ノーテンキ
06. 恋をしようよ
07. DO THE DAViES
08. 荒川へ行こう
09. オイラの部屋へおいでよ
10. 二人で歩いた
11. ささやかなパーティー
12. 死ぬ程に生きてみる
13. 想像しよう
14. 期待はずれ
15. 百戦錬磨のオトコ
16. オンボロ列車【ボーナストラック】
17. 天才きどり~アコースティックバージョン~【ボーナストラック】
18. 冗談だろ【ボーナストラック】
19. 死んだ奴の事は誰も悪くは言わないさ【ボーナストラック】
20. 誤解【ボーナストラック】
*18, 19, 20は1997年10月28日に下北沢シェルターで行なわれたライブ音源
8月4日B級劇場 〜2024MIX Ver.〜 c/w 天才きどり
発売日:2024年8月4日(日)
定価:¥1,800+税
品番:MAGI-0017
形態:7インチシングルレコード
レーベル:MAGIC TONE RECORDS
【収録曲】
A面|8月4日B級劇場~2024MIXバージョン~
B面|天才きどり
Live Info.
ワタナベマモル・ヒットパレードデラックス ツアー2024
9月28日(土)西早稲田BLAH BLAH BLAH
9月29日(日)静岡サナッシュ
10月5日(土)国府津amp
10月6日(日)東大和PuB LOOPS 105
10月8日(火)四日市VEEJAY
10月9日(水)広島おうちバーひらひら
10月10日(木)米子のあ
10月12日(土)尼崎 Dolmen & 遊
10月13日(日)神戸チューリップハット
10月14日(月・祝)小牧Backdrop
10月18日(金)渋川カーサミドリ
10月19日(土)桐生Jazz&Blues Bar Village
10月20日(日)船岡サンセットブルーバード
10月26日(土)横須賀Fuck Yeah
10月27日(日)西早稲田BLAH BLAH BLAH【ゲスト:ドラムスキー(トモフスキー)】
10月30日(水)北見ブルーチッパー
10月31日(木)釧路ガソリンアレイ
11月2日(土)苫小牧JAM
11月3日(日)札幌フライアーパーク
11月4日(月・祝)恵庭モジョハンド
11月5日(火)美瑛町ハーミット
11月7日(木)富良野インディー
11月8日(金)旭川Mr.ウォルシュ
11月9日(土)札幌Cafe 45records
11月10日(日)函館バンドワゴン
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関連リンク